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オクリンクプラス

「形式的な発表」から「実質的な相互評価」への転換。物語の「描写」を深く読み解く

「ヒューマノイド」

山梨県上野原市立秋山中学校 染矢晋太郎先生

染矢先生から一言:
これまでは、絵コンテ作成を行うと、作品を『発表すること』自体が目的化してしまい、本来のねらいである『描写の読み取り』がおろそかになる課題がありました。オクリンクプラスの活用により、形式的な発表時間を短縮し、生徒が互いの解釈を深く味わう『対話的な学び』の時間へ転換することができました。

活用場面・活用背景
表現活動の負担が大きく、スキル定着まで手が回らない

この単元では、小説の重要な要素である「描写」に注目させるため、生徒に場面を映像化する「絵コンテ」を作らせていました。しかし、アナログで行うと、描いた後に「発表するための準備」や「掲示」に多くの時間が割かれ、肝心の「なぜその演出にしたのか(=本文のどこをどう読んだのか)」という国語的な思考を深める時間が確保しにくいことが課題でした。 また、教師側としても、言葉だけでは伝わりにくい「読み取りのイメージ(モデリング)」や「評価の基準」をどう生徒に共有するか、試行錯誤していました。

How to
「描く」活動を「読み解く」学びへ。全4時間の単元デザイン

単元全体を通して、個の学びと協働的な学びを往還させました。オクリンクプラスは主に第4時の「共有・評価」の場面で活用し、学びの統合を行いました。



1:教師によるモデリング提示
授業の冒頭、先生はオクリンクプラスを使って、自身が作成した手本を瞬時に生徒の端末へ送ります。



2:作品のデジタル化と蓄積
生徒は完成した絵コンテを撮影し、オクリンクプラスのカードに張り付けてみんなのボードに提出しました。



3:プレゼンテーションに依存しない「他者参照」
「みんなのボード」機能を使い、クラス全員の作品を一斉共有します。 前に出て行う形式的な「発表会」は行わず、生徒は自分の端末で自由に他者の作品を閲覧し、コメント機能を活用して、互いの作品に対してフィードバックを記入します。



取り組みの結果
ICTによる「共有・提示」の効率化が、深い読解と継続的な学びを実現する

オクリンクプラスを活用することで、従来の「発表準備」にかかっていた時間を削減し、生徒が純粋に友達の演出意図や自分との解釈の違いに目を向ける「交流・評価の時間」を十分に確保することができました。また、教師側も意図する評価視点(モデリング)を瞬時に共有できるようになったため、スムーズに活動のゴールを示すことが可能になりました。さらに、生徒の作品がクラウド上にデジタルデータとして蓄積されることで、紛失のリスクを解消しつつ、いつでも過去の学習履歴(ポートフォリオ)を振り返ることができる環境が整いました。




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