動画記録で、理科の観察をもっと豊かに
メダカの受精卵の成長を動画で観察しよう

佐藤先生から一言:
オクリンクプラスは手軽に動画を掲載でき、複数の結果を共有できるのでとても良いです。また、動画に顕微鏡の映像を残すことで、顕微鏡の使い方が正しくできているかの確認にもつながり、理科の基本的な技能の定着にも役立ちました。
活用場面・活用背景
描くだけでは見つけられなかったことまで気づきを深めたい。
子どもたちにメダカの受精からふ化までの過程を観察の実践です。
これまでの理科の観察ではスケッチが中心でしたが、イラストでは注目していない部分の記録が描かれず、後から見返しても新たな気づきが得られにくいという課題がありました。そこで、動画による記録を導入することで、より正確で深い観察と考察を可能にすることをめざしました。
How to
4回の観察動画記録を一括共有。比較しやすく。振り返りやすく。
1 観察は、観察1回目は受精直後、観察2回目は3日後(体ができ始めるころ)、観察3回目は10日後(心臓や血液の流れが見えるころ)、そして観察4回目はふ化後の全部で4回行う。
観察の結果はオクリンクプラスのみんなのボードに集める。クラス全員の同じタイミングの観察結果を比較しやすくするために、観察1回目、観察2回目、観察3回目、観察4回目と各回の観察結果を提出するタブを作っておく。
また、各回の観察結果をまとめるカードも作り、子ども達のマイボードに送っておく。
2 子ども達は観察結果を写真や動画にとり、マイボードに届いている観察結果をまとめるカードに貼りつけ、気づいたことを記入。


完成したら「みんなのボード」の該当するタイミングのタブに送る。

3 子ども達は「みんなのボード」に集まった他の子の観察結果も見て、自分の観察と比べ新たな気づきがあれば、自分のカードに加筆していく。

取り組みの結果
他者と比較することで違いの理由を考える考察力も伸ばしたい
他の子の観察結果と比較することも容易で、違いに気づき、その理由を考える力も育んでいきたいと思っています。動画という手段を手軽に授業に取り入れられることで、今まで記録に残せなかった心臓や稚魚の動きが共有でき、学びをより深く、広くしてくれたと思います。 また、時間割を移動して単元を通して同じボードで授業を行うことで、子ども達は過去の観察の記録をすぐに見返すことができます。前回の自分の気付きを振り返りながら学習を進めることで、時数を重ねるごとにより深い学びや気付きを得ることができます。
