論理を「図式化」してとらえ論理の展開を評価・吟味する
モアイは語るー地球の未来
松元先生から一言:
論理の展開をとらえた上で、それを吟味できるようになることがねらいです。 今回は、論理の展開を捉えるための活動として「図式化」を取り入れました。「図式化」をするためには本文を繰り返し何度も読むことが必要になります。「図式化する」という目的をもたせることで、主体性をもって本文を読むことができるのではないか、と考えました。
※前任校である東彼杵町立東彼杵中学校での実践です。
活用場面・活用背景
論理の展開の図式化を通してその妥当性を考える
筆者が考えるイースター島と地球の未来について共通点を整理する活動です。筆者の論理の展開について整理して、それを評価することを通して、その妥当性について自分の考えをまとめることをめざしました。
How to
「みんなのボード」を場にみたてて、話し合いながら論理展開を図式化
1 イースター島と地球の未来の2つの事例についての論理の展開について考え、図式化する。
図式化は「みんなのボード」でペアで行う。
2 図を見ながら、イースター島の事例と地球の未来についての筆者の考えを話し合い、考えを深め、イースター島と地球の未来の共通点について、ボードに直接書き込みながら整理していく。
3 教員は、「筆者の展開を評価する評価シート」を子どものマイボードに送る。
ここまでまとめた「みんなのボード」の展開の図やボードの書き込み、本文を見ながら、「展開を評価する評価シート」を一人ひとりまとめていく。できあがった「展開を評価する評価シート」は「提出BOX」に送る。「提出BOX」は公開設定にしておき、子ども同士他者の考えを参照できるようにしておく。
4 論理の展開の図を指し示しながら、自分の考えを発表を行う。
取り組みの結果
思考錯誤しながら図式化。図式化したものをベースに考えを整理できた
以前は、同様の授業を付箋を使って行っていましたが、「オクリンクプラス」を活用することで後からでも色を変えられる。②添削が自由にできる(消しゴムで 消すより容易)。③つなげたりまとめたりしやすい④空間が限定されないのでどんどん広げていくことができる。などのメリットを感じています。子ども達が話し合いながら思考錯誤しながら、考えを整理していくことができると感じています。