個々の考えを見える化し、その奥にある心情を語り合う
SNSの使い方を考える
澤田先生から一言:
一人ひとりが個々に考えた意見を「みんなのボード」に送るだけで共有できるため、コミュニケーションが苦手な生徒でも自分の考えや意見を発信しやすいと感じたようです。
活用場面・活用背景
SNSの影響を理解したうえでの情報発信力を養う
SNSの影響を理解し、責任を持って情報を発信する力を養うことをめざしています。また、デジタル・シティズンシップの一環として、対人関係とコミュニケーションの重要性を学び、SNSを通じたトラブルを未然に防ぐための情報モラル教育も目的としています。
How to
グループワークでSNSのリスクに対する視野を広げる
1.
「インターネットの楽しいところは何ですか?」という問いかけに対し、生徒たちは自分の考えを「マイボード」のカードに書き、「みんなのボード」の「自分の班」のタブに送信する。
2.
集まったカードを見ながら班ごとに話し合いを行う。 「SNSの良い点」→「SNSの悪い点」→「SNSの悪い点はどのように解決できるか?」について順番に話し合い、班の意見をまとめ、「みんなのボード」に提出する。
3.
「これからSNSをどのように使っていきたいか」という質問に対し、ここまでの話し合いを通して一人ひとりが考えたことを「マイボード」でまとめ、カードを作成。完成したカードは「提出BOX」に提出する。
4.
SNSなどで発信するとき、「自分自身」「周りの人々」「見知らぬ人・世界」に、それぞれどのような影響があると思うかを班ごとに考えるためのワークシートを配付する。子どもたちは班で話し合い、班としての考えをまとめたら、「みんなのボード」に送信する。
5.
最後に、「SNSをこれから使い始める人に対して、あなたならどのようなアドバイスをしますか?」という問いかけをする。生徒は個人で考え、「マイボード」でまとめカードを作成。完成したカードを「提出BOX」に提出する。「提出BOX」は公開設定にしておき、集まった意見はクラス全体に共有。全員の意見を確認しながら、SNSの使い方、実際に事件に発展した事例等を話し、振り返りを行う。
取り組みの結果
全員参加により、SNSの理解や向き合い方への考えが深まる
オクリンクプラスでは、全員が同時に情報を共有できるため、複数の問いもスムーズに進行できました。また、考えをまとめることが難しい問いもありましたが、全員が自分の意見を持ち、考えをシェアすることができてよかったと思います。一人ひとりが、どの質問に対しても真剣に向き合い、SNSについて自分事として考えている様子が印象的でした。