分類分けと他者参照で、栄養バランスのよい食事について楽しく学ぶ
「食べて元気に」
高村先生、中野先生から一言:
オクリンクプラスをつかうことで、普段活発に発言することのない子どもの考えも共有することができて良かったです。(高村)
食材を指で運んで分類分けすることで、より子どもたちが興味をもって授業に取り組むことができました。また、「みんなのボード」上で簡単に意見の交換や交流ができ、学びを深めるきっかけとなりました。(中野)
今回の授業に取り入れたような分類作業や、グループで他者との意見交流・比較を行うという活動に、オクリンクプラスを用いることでよりスムーズに進められるかと思います。
活用場面・活用背景
栄養のバランスがよい食事について考える
実際に手を動かしながら、Aさんや自分の食事の内容を分析し、3つのグループの食品を組み合わせることで栄養のバランスがよい食事について考えました。
How to
分類分けをしたり、他者参照したりしながら、食事の栄養バランスについて理解を深める
子どもたちは、教員が事前に作成しておいた、五大要素を色分けしたシートと代表的な食材のイラストを貼り付けたカード上で、食材を五大要素にそれぞれ分類する。
教員の端末画面を電子黒板に投影し、分類についての答え合わせを行う。このとき、「食品成分データベース」も映し出しながら、栄養素について解説する。
「Aさんの食事」を例に挙げて、子どもたちはそれぞれ、自分の食事の内容・栄養素と比較する。Aさんと自分の食事との違いや、Aさんに対して何をアドバイスできるかを考え、カードに入力していく。完了したら、「みんなのボード」に提出する。
子どもたちは、「みんなのボード」上でほかの生徒の意見を確認しながら、互いにコメントやリアクションし合う。
教員が、リアクションが多かった生徒のカードをいくつか選び、クラス全体に紹介。最後に、3つのグループの食品をバランスよく組み合わせると、効果的に栄養が摂れることを伝えて、授業のまとめとする。
取り組みの結果
食事の栄養バランスについて、友達と意見交流しながら楽しく学ぶことができた
「みんなのボード」で友達の意見に対してリアクションをする場面では、友達との視点や考え方の違いを知りお互いに刺激を受けたようで、クラス全体が大変盛り上がりました。Aさんの食事改善案を考えたり、自分の食事について振り返ったりするなかで、3つのグループの食品をバランスよく組み合わせると効果的に栄養が摂れるということを、しっかり理解してもらえたかなと思います。