身近な家電製品の回路構成について考える
友だちの意見を工夫に生かす
千葉県君津市教育委員会 岡本誠士先生
岡本先生から一言:
オクリンクを使えば、進んで発表することが苦手な生徒も、自分の意見を示せます。この点に注目したグループ活動を考えました。
活用場面・活用背景
回路の仕組みを理解する
技術・家庭科(技術分野)の「エネルギー変換に関する技術」で、オクリンクを活用し、グループで回路の仕組みを理解する活動に取り組みました。
How to
身近な家電製品から、回路を構成する3つの要素を考える
「電源」「負荷」「スイッチ」と、回路の構成要素が書かれた3枚のユニットカードを生徒に送ります。
生徒は身近な家電製品を一つ決めて、「スイッチ」なら「ボタンスイッチ」といったように、対応する電気部品を記入し、すべてのユニットカードを完成させます。
ユニットカードは必要に応じて追加して構いません。ここまでは、生徒が個別に活動を行います。
ユニットカードができたら、グループ活動の時間です。グループごとにつくった「みんなのボード」のボード上で、できたユニットカードを共有します。生徒は同じグループの生徒のカードに対して、カードの追加や不足、選択した電気部品に対する意見等を記入します。
最後に、グループの意見交換を通して変わったことを、「ここが変わったカード」に記入し、ユニットカードとともに提出BOXへ提出します。教員は提出されたカードにスタンプを押して返却します。
取り組みの結果
対話をエッセンスに、創意・工夫に磨きをかけられた
技術・家庭科(技術分野)では、創意・工夫をこらした学習活動が中心となります。今回の取り組みでは、各自が工夫して回路を構成しつつ、友だちとの意見交換を通じてさらにブラッシュアップする、対話的な学びを実現できました。