説得力のある文章をつくる
児童同士で添削
埼玉県入間市立仏子小学校 長澤 衛先生
長澤先生から一言:
ICTを使った共同編集には、大きな可能性を感じています。子どもがICTを文房具として当たり前に活用するクラス・学校をめざし、今後も取り組みを進めていきたいです。
活用場面・活用背景
説得力のある文章づくりに取り組む
小学6年生の国語の授業で、説得力のある文章をつくることをめざし、オクリンクプラスを活用した作文に取り組みました。
How to
他の児童の文章や、添削から表現・構成を学ぶ
前時までに、「デジタル機器と私たち」をテーマにした作文を書いてもらい、提出BOXに提出してもらいます。教員は本時の授業までに添削コメントを残し、すべての提出物を公開設定にしておきます。
本時の授業が始まったら、児童は「自分の文章と添削コメント」と「友だちの文章と添削コメント」を見ながら、文章の構成や表現を直していきます。
文章ができたら、事前に担任が作成した、班ごとの「みんなのボード」に送ります。そして、すでに送られている同じグループの児童の文章に、アドバイスのコメントを入力します。コメントが書かれたら、コメントに対して直接質問したり、アドバイス通りに文章を訂正したりするなどして、再び文章を推敲します。
取り組みの結果
添削後の推敲が、行いやすくなった
教員からの添削だけだと、直すところはわかっても、児童はどう直せばいいか悩んでしまうものです。一方でこの学び合いでは、コメント機能も使ってミュニケーションをとりながら進められるので迷わず推敲をすすめていけたようです。「話し合いながら作文ができて楽しい」と、作文が苦手な児童も、前向きに取り組めていました。