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オクリンクプラス

キーワード集計で児童の考えを可視化する

水溶液の実験結果を予想しよう

東京都江戸川区立一之江第二小学校 ミライシードDXエデュケーター 坂野秀尭先生

坂野先生から一言:
オクリンクプラスを活用すれば、個人で考えるパートと、クラス全体で考えるパートを差別化できます。個別最適な学びと協働的な学びの一体化をめざし、今後も活用を深めていきます。

活用場面・活用背景
クラス全体で実験結果を予想する

小学6年生の理科の授業で、オクリンクプラスの集計機能を活用し、クラス全体で実験結果の予想を行いました。

How to
実験結果の予想をカードで送り、集計し実験グループを編成

はじめに、「酸性の水溶液に、アルミニウムはくを入れるとどうなるか」という問題について、各自で予想や仮説を考え、オクリンクプラスのカードに記入するよう伝えます。「みんなのボード」上で行うことで、予想を立てにくい児童は他の子のカードを参照したり、すでに書けている子は自分のカードと比べより根拠のある予想にしたり、他者参照をスムーズに行うことができます。

予想や仮説を考え終えたら、「みんなのボード」上につくった集計用のボードにカードを送ってもらいます。

すべての児童がカードを送り終えたら、「集計条件設定」機能を活用し、「電気」や「磁石」「金属」など、次の授業で行う実験計画につながるキーワードを検索します。集計された結果に沿って、実験計画を考えるグループをつくります。



実験計画を立て終わったら実験に取り組み、動画を撮ったり共同編集をしたりしながら結果をまとめ「提出BOX」に送ります。



送り終わったら、別の実験を行っているグループのボードに入り、チャット機能を活用し、実験結果に関する質問を書いたり、別の実験をやってみるなど、各グループで進めていきます。
その後、各グループの実験結果から考察を書き、多面的に考えさせることで、結論を導き出せるようにします。

取り組みの結果
キーワード集計を使って「考えに沿ったグループ分け」を実現

キーワード集計は、リアルタイムで集計結果を表示できます。なかなか予想が立てられない児童に、その場でヒントを与えることができました。また、すでに予想を立てている児童に対しても、他の児童の考えから自分の考えを深掘りする機会が与えられました。

「集計条件設定」をもとにしたグループ分けは、「瞬時に」「手間なく」「児童の考えに沿ったグループ分けができる」のがポイント。同じ考えを持つ生徒同士で、実験をしやすくなりました。



  • 小学6年
  • 理科
  • オクリンクプラス
  • 授業内での活用

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