観察と考察を深める協働学習
タブレット顕微鏡を用いた卵の観察
東京都板橋区立北野小学校 山岸祐二先生
山岸先生から一言:
今まであった「顕微鏡の順番待ち」の課題を克服できるだけでなく、同じ対象物を同時に見ながら複数人で考察をすることができます。
活用場面・活用背景
従来の顕微鏡では、それを使用している児童一人しか観察の瞬間を見ることができませんでした。タブレット顕微鏡とオクリンクを用いることで、クラス全員が自分の観察シーンとともに驚きや感動、気づきまでを一瞬で共有できます。
How to
タブレット顕微鏡を用いて、各自がめだかのたまごの観察を行う。
あらかじめ考察を入力するオクリンクのカードを配付しておき、実験が終わった人から結果・考察を入力する。
考察の際には、資料集などを参考にしたり友だちと意見交換をしたりして考えを深める。
入力できた人から「提出BOX」に送る。 「全員に公開」設定にしておき、友だちのカードを参照しながら自分の考察を見直したり、補足したりする。
取り組みの結果
観察中、そのあとの子どもたち同士の意見交流がとても盛り上がりました。自分にはなかった観点や捉え方に気づき、考察が変化したり深まったりする児童も複数おり、タブレット顕微鏡やオクリンクなど、ICTならではのよさだと思います。