協働学習でおさえる問題解決の「型」
物質の酸化・還元の理解
千葉県市川市立東国分中学校 所 拓弓貴先生
所先先生から一言:
二酸化炭素中でのマグネシウムの燃焼を化学反応式から考える授業です。問題解決のステップをグループワークで身につけていけます。
活用場面・活用背景
マグネシウムリボンが二酸化炭素をいれたビーカー内でどう燃焼するのか確かめる実験とその化学反応について学びます。 予測をたてる⇒観察する⇒考察するという問題解決のステップをグループのメンバーと議論しながらたどれるようにこの実践を行いました。
How to
予測・実験・化学反応式 の 3つのタブをみんなの広場につくる。マグネシウムリボンが二酸化炭素をいれたビーカー内で燃焼するか、予測を立てる。燃える/燃えない/そのほか の3種類のカードを「マイボード」に送り、カードを選び「みんなのボード」の「予想」タブに送る。クラス全員の予想を確認する。
マグネシウムリボンが二酸化炭素をいれたビーカー内でどう燃焼するかをグループごとに実験し、実験の様子を撮影した動画はみんなのボードの「実験」タブに提出。動画を観察して自分のグループの動画のカードに気づいたことをコメントする。オクリンクプラスでは、カードへのコメントが大きく表示されるため、生徒同士の活発な意見交換が進む。
化学反応を考察するための原子を並べたカードを教員から「マイボード」に送る。送られたカードを使って生徒は実験についての化学反応を一人ずつまとめる。友だちと対話しながらペンツールで書いたり消したり気軽にやり直しできるため、紙で考えるよりもスムーズに思考できる。まとめたカードは「化学反応」のタブに提出し、提出されたものを見ながら気づきをコメントしあう。
取り組みの結果
予測⇒実験⇒考察(化学反応をまとめる)のステップを友だちと相談しながら時間内に実践できました。また化学反応を図をつかってまとめる作業は少し難しい内容でしたが、グループで話し合いながら進めていくことができました。