意見を出しながら対象を比較し、多様性を深く理解する
難度の高い「気候」の特色をとらえる
枚方市立中宮中学校 佐納達平先生
佐納先生から一言:
範囲が広く難度が高い単元でも、タブや共同編集機能、リアクションボタン・コメント機能を使うことで、生徒は理解しながら意欲的に発言できるようになります。
活用場面・活用背景
タブを分けて比較ができるように蓄積していく
難度が高い「気候」の単元で、授業で学んだことや資料から読み取ったことの蓄積、後から見返す利便性を高めるために、タブを分けて学習することに。タブを行き来することで容易に各地域を比較できるようにしました。
How to
タブ(カテゴリー)ごとに、意見を交換しながらまとめ上げる
【事前準備でタブと資料を作成】
「みんなのボード」に、「熱帯」・「乾燥帯」・・・など気候帯ごとのタブを作成します。そのタブにそれぞれの地域の暮らしの特色をとらえた画像や、雨温図、地図などの資料を載せたとなるカードを送っておきます。
【グループで意見交流&アウトプット】
各班で資料を見ながら、あらかじめ置いてあったカードを読み取って気づいたことを出し合います。班の数だけタブを作り、それぞれの班のタブにカードを作り気づいたことを書いていきます。 気候帯ごとの暮らしの特色を説明できるように、各班でカードを連結してストーリーにし、「みんなのボード」に送ります。
【クラス全体で意見交流・共有】
最後にクラス全員で「みんなのボード」を見て、 各班で話し合ったことなどをカードで意見を交流させたり共有したりしてもらいます。これを気候帯ごとに繰り返し行うことで、単元の最後には、各気候帯の特色や読み取ったことを容易に比較できるようになっています。
取り組みの結果
共同編集で意見が言いやすくモチベーションも上がる
難しい内容にもかかわらず、共同編集機能によって意見を言いやすくなったり、つまずいている生徒も理解しやすくなったりします。また、リアクションボタン・コメント機能を用いることにより、自己肯定感の高まり、交流の促進につながることが期待されます。