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ムーブノート

座標軸上の数値を用いて意見文を書こう

光村図書『少年の日の思い出』

加須市立加須平成中学校 村山俊介先生

村山先生から一言:
今回の実践では、数値を用いて意見を構築する方法について学ぶと同時に、登場人物の心理を自分事として捉えることで物語に対する理解度を深めることも目的としていました。

活用場面・活用背景
物語の登場人物について意見文を作成する

自分の意見を構築し表現する際の手段の1つとして、『数値を根拠にする』というやり方があることを伝えるために、座標軸とスタンプ機能を用いて実践しました。

How to
座標軸上のスタンプで意見を数値化し、コメント機能で整理する

X軸を「エーミールという人間を理解できるか/できないか」、Y軸を「エーミールと友達になれるか/なれないか」に設定した座標軸の画像をあらかじめ用意しておき、「スタンプ集計」で選択します。問題文を追加し、生徒たちに配信します。


生徒はそれぞれ、座標上でここだと思うところにスタンプを置き、広場にカードを提出します。広場に意見が出揃ったら、みんなで確認をしていきます。


次に、自分の意見に対してその考えに至った理由を、コメント機能を使って自分のカードに各自入力。このやりとりも広場上で行うので、生徒はクラスメイトのアイデアからヒントを得ながら考えることができます。


最後に、スタンプ集計のスクリーンショットを別ツールに貼り付け、その数値を根拠に意見文を作成してもらいます。提出後は、この意見文をもとに次の授業を展開できることを心がけています。


取り組みの結果
数値を根拠とした意見文の書き方の理解

生徒は、数値を用いて意見の構築をしたり、文章を作成したりできるようになりました。また、全員の意見をタイムリーに共有しながら授業を展開することでお互いの思考に触れ、主体的に学び合う雰囲気が醸成されたと思います。



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