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ドリルパーク

個別最適な学びの実現

個別最適な問題を質 or 量のパターン別に提供する

柏市立柏の葉中学校 長谷川友一先生

長谷川先先生から一言:
ドリルパークの「個別最適な問題」機能を活用した事例です。いくつかの条件を指定するだけで各生徒に必要な問題を必要な量だけ生成してくれるので、教員にとっても準備時間の大幅な時間削減となり助かっています。

活用場面・活用背景
得意と苦手に二極化しやすい数学の単元復習

本校の研究主題の一側面である「個別最適な学び」の実現を目指し、生徒一人ひとりの苦手克服や得意伸長に合った課題を出すために始めました。

How to
問題数もしくは取り組み時間の設定で、個別最適な問題をパターン別に作成する

教員は、ドリルパーク上で課題を2パターン作成します。個々人にあった問題に取り組めるようにタイミングや状況に合わせて、以下いずれかのパターンで課題を用意するのがポイントです。
A)学習した単元から100問程度を長期休暇前やテスト前などに配信。とにかく問題数をこなしたいと考えている生徒向け。

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長期休暇中や定期テスト前は100問ほど配信を実施

B)時間を設定し、AIが個別に生成した厳選問題を生徒に提供。授業中や短時間での復習タイムに便利。効率的に復習したいと考えている生徒向け。

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取り組み時間に応じて厳選した問題を提供可能

課題の設定が終わったら、生徒に配信します。生徒は、配信された問題を解いていきます。教員は画面で生徒の進捗を追いながら、個別のフォローが必要な生徒へのアプローチ方法を考えます。

取り組みの結果
定期テストでの得点率アップと自己肯定感の向上

中学1年生の数学は章が進むにつれて問題も難しくなっていきますが、場面に応じて課題配信を活用できたおかげもあり、「知識・技能」の得点率が前期中間から後期中間までに7.2%アップしました。

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前期中間から後期中間までの評価の変化(中学1年生数学)

また、ドリルパークを使い始めて、数学の課題に前向きに取り組む生徒が増えました。ゲーム感覚で楽しみながら進められるようで、「もっとドリルパークで問題を解く時間が欲しい!」と要望を受けるほど生徒に受け入れられています。また、画面上で体験できる様々な仕掛けが、生徒の自己肯定感アップに寄与しているとも感じています。

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中学1年生120名のドリルパークに関するアンケート結果(2023年10月実施)

単元テスト・定期テスト前の復習についてのアンケート結果からは、教員が実現したいと思っていた「個別最適化」に関して、生徒がドリルパークの取り組みから感じていた認識と一致していたことがわかりました。効率化はもちろん、本校が目指す「個別最適な学び」の実現に一歩近づいたと捉えており、うれしく思います。



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