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ドリルパーク

個人の学習課題に「自由に」取り組む10分間

学習習慣の定着

千葉市立さつきが丘中学校

校長先生から一言:
「生徒のわからないことをわかるようにし、できないことをできるようにする」という方針を掲げ、全校で取り組んでいる実践です。教科であれ、単元であれ、得意や苦手は生徒それぞれ違います。一人ひとりが向き合うべき課題を認識し、自分に必要な学習テーマを設定した上で「ドリルパーク」に取り組む、という帰りの会前10分間のサイクルを毎日繰り返すことで、主体的な学習態度・習慣が定着してきたと感じています。わかる楽しさを知ってもらい授業を生徒の居場所にしたい、という思いをもって取り組んできましたが、学校全体での継続的な実践によって少しずつ成果が見えてきました。

活用場面・活用背景
基礎学力向上のための帰りの会前10分間

生徒の計算力向上を目的とし、中学1年生を対象に紙プリントで小学算数のさかのぼり学習を始めたのがきっかけです。各個人の得意や苦手に合わせた学習の実現と、プリントの作成・配布・管理などの時間的コストの削減のため、「ドリルパーク」を活用することにしました。

How to
教員主導のさかのぼり学習が完了したら、生徒の主体的な学びに任せる

入学直後は、教員主導で小学校領域のさかのぼり学習をしてもらいます。さかのぼる学年や単元は、入学時テストなどでつまずきを可視化した上で、個別に指定します。生徒は、「ドリルパーク」で自分の課題を認識すると同時に、迷わずにやるべきことに取り組むことができます。

指定のさかのぼり学習が完了したら、以後の「ドリルタイム」の過ごし方は生徒自身に任せます。毎日の帰りの会前10分間という枠の中で、各々がやるべきことを見つけ自由に取り組みます。授業で習っていることを復習として取り組む子、自信のない単元に繰り返し挑戦する子、予習を進める子など、様々です。

取り組みの結果
学習習慣が定着し、主体的に学べるようになった

毎日の「ドリルタイム」を固定化し、与えられた課題をクリアする達成感や「できた!」という成功体験を積み重ねていくと、学習に向き合う姿勢に少しずつ変化が生じました。指定のさかのぼり学習が完了する頃には、学習習慣もすっかり定着。こうして「自由に取り組む時間」が成立しているのは、主体的に学ぶ力が身についてきている証だと思っています。



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