
ICT支援員の皆様
各地の学校ではタブレット活用についてのオリエンテーションが行われている頃かと思います。先生方が子どもたちに、タブレットの取り扱い方やパスワードの大切さ、アプリを活用していくための機能の習得などを丁寧に伝えているこの時期、ICT支援員である私たちにとっても大切にしたいテーマがあります。
それが、「デジタル・シティズンシップ」という考え方です。
デジタル・シティズンシップとは、デジタル社会の一員としてテクノロジーを活用しながらも、他者への配慮や責任ある行動をとっていく力のこと。子どもたち自身が、トラブル回避のためのリスク管理や、主体的にテクノロジーを使いこなしていくための心構えを学ぶことこそが、これからの時代に欠かせない「生きる力」になっていきます。
例えば、子どもたちの日々の学びに欠かせないタブレットを題材とした場合、
・タブレットを大切に使いましょう
・タブレットの健康的な使い方とは?
・タブレットをよりよい学びのために使うってどういうこと?
といったテーマこそ、デジタル・シティズンシップ教育の第一歩です。
こうしたテーマに対して、子どもたちが自ら考え、友だちと意見を交わしながら、自分なりの答えを持てるようになるためには、どのような授業が効果的なのでしょうか。また、ICT支援員としてどんな視点や関わり方が求められるのでしょうか。
まずは、学校での情報モラルやデジタル・シティズンシップの取り組みの実態を聞いてみることをおすすめします。そのうえで、タブレットを活用していきながら、積極的な活用になるようにそれぞれの学校に合った取り組みをご提案してみてください。
5月22日(木)開催ウェビナーのお知らせ
22日(木)に開催する支援員向け研修セミナーでは、実際に、デジタル・シティズンシップ教育に積極的に取り組まれている山市立笠間中学校の浅見 拓真先生を講師としてお招きし、授業内容やミライシードの活用と絡めた具体的なご実践についてお話しいただきます。 テーマ:デジタル・シティズンシップを学び、ICT活用の土台を築こう!
講師:石川県金沢市立高岡中学校 浅見拓真先生
日時:5月22日(木)18:30〜
参加方法:オンライン参加(zoom)申し込みはこちらから
現代で重要な役割を担うデジタル・シティズンシップをテーマにした授業づくりのヒントを、たくさん持ち帰ってくださいね。
講師の先生への事前質問を募集中!
今回のテーマに沿った質問はもちろん、「授業の中で支援員はこんな声掛けをしてもいい?」「実践の中で感じた課題は?」など、ICT支援員として日頃から気になっていることなどもお気軽にお寄せください。
事前質問はこちらから
皆様のお申し込みならびに事前のご質問を心よりお待ちしております!
ベネッセでは今後も、ICT支援員の方々に向けたセミナーや企画を実施してまいります。今回参加できなかったという方も、今後のご参加をお待ちしております!