チーフICTサポータコラム



ICT支援員の皆様

今年度もスタートして、学校も少しずつ日常の活動に戻ってきているかと思います。
新しい教科書を開いて、授業が行われている様子をみると新鮮な気持ちになりますね。

ところで、担当の学校ではICTを習慣的に活用されていますか?
特にタブレットPCを使った習慣の例は、いろいろあると思います。
朝の帯学習でドリル学習をしている、体や心の健康チェックをしてカードを提出している、授業の冒頭に前授業の確認チェックをしている、授業の最後に振り返りカードを書いて毎回提出をしているなど、定期的に活用されている場面を目にすると思います。

今回は、子どもの情報活能力を伸ばしていくために、ミライシードの定期的な活用方法について紹介しますので、是非ご提案してみてください。

ドリルパークの活用<新しい単元開始時の復習>
新しい単元に入る授業の冒頭5分で、前学年の復習に取り組む方法です。
これから取り組む単元の基礎となる問題など、出題したいドリルを選んで、課題配信機能で配信します。
先生画面のトップページから出題したいドリルを探します。
左上から、前学年のドリルを選択します。



先生はドリルの「問題一覧」をタップすると出題内容を確認できます。



出題したい問題が見つかったら、画面右上にある「課題配信(ブラウザ版)」をタップして起動します。


「全員に同じ問題を配信」もしくは「個別最適の問題を配信」いずれかを選択します。
単元の「まとめ問題」や「応用ドリル」を出題することで、効率よく復習することができます。



子どもが取り組んだ後は、「課題履歴確認」で取り組み結果を確認します。
正誤状況や正答率がひと目でわかるため、どの単元の問題につまずいている子どもが多いのか簡単に把握することができます。このデータを確認することで、授業の中で復習としてもう一度取り上げるなど日々の指導に生かせます。



オクリンクプラスの活用<授業毎の振り返り>
オクリンクプラスに「カードテンプレート」の機能ができました。
振り返りカードが数種類搭載されており、授業の終わりに活用いただけます。学年や教科によってもカスタマイズ可能なフォーマットになっています。


学習の振り返りカードを記入し、「提出BOX」に送ることで、振り返りを先生と共有することができます。
また「みんなのボード」に送ればクラス全員で共有できますので、他者参照を行いながら授業を振り返ることができます。
形を決めておくと、振り返りがしやすく、定着につながると思います。
先生にとっても、振り返りのデータを集めていくことで、単元の学習の進捗を確認したり、評価に生かしたりできます。
ICTを活用したことがない先生や、すでに取り組んでいる先生にも、まずはテンプレートをご確認いただけるきっかけになればと思っています。

新学期になって新しく習慣化するために、いくつかの活用方法をご紹介させていただきました。

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次回5/22(木)のセミナーでは、「デジタルシティズンシップ」をテーマに学校現場の先生に講演いただきます。デジタル技術をどのよう捉え、生かすかという考え方や能力は、ICT活用の大事な土台となるため、ぜひご参加ください!
※申込ページ:【ICT支援員】ミライシード研修セミナー

ベネッセでは今後も、ICT支援員の方々に向けたセミナーや企画を実施してまいります。今回参加できなかったという方も、今後のご参加をお待ちしております!