文字の式
与えられた課題に対する考えを共有したり、先生からのフィードバックを活かして解き方を工夫する
- 文字を用いることの必要性と意味を理解し、よさに気づいて粘り強く考える
埼玉県さいたま市
関野 亜美先生
授業の様子
◆先生の感想
提出BOXでスタンプやコメントでリアクションできるようになって、フィードバックの時間が短縮された分、個別に対応する時間をふやすことができた。
同じ提出BOXでも上書きされることがなく、提出履歴として見られるので子どもがどのように考えたか確認できるのがよい。カード作成が簡単にできた。
◆子どもたちの様子
操作に手間取ることはなかった。先生からリアクションされてカードが返却されるのがうれしそうだった。
指名された子どもは、『返却されたカードにスタンプがあり、慌てずに発表準備ができた』と感想を伝えにきてくれた。
◆サポータ
ほとんどの子どもが、提出BOXから返却されたカードをきちんと見返して確認していた。
活用したのは、マイボードと提出BOXだけだったが先生からのフィードバックがすばやく行われたせいか、先生が解説する前に、考え方によっていろいろな式で表すことができるが、計算するとすべて同じになることに気づいた子どもが多かった。
1.前時までの活動/本時以降の活動予定
文字式の加法・減法について学習する
2.授業準備
子どもに配付する課題カードを準備しておく
3.学習活動
【導入】
作成した課題カードを、子どもの「マイボード」に送る。
めあて :いろいろな方法で、画用紙をとめるのに必要なマグネットの個数を求めよう
【展開】
1.「マイボード」に送られたカード(練習)に、自分の考え方がわかるようにペンツールで書き込み、マグネットの個数を求める。1人1つ以上考え、ストーリーにする。
2.カードを、「提出BOX1」に送る。(「提出BOX」は非公開設定)
3.先生が、全員の考え方をチェックしてスタンプして返却する。発表してほしい子どものカードには、『発表お願いします』をスタンプして返却する。
4.指名された子どもが、考え方を発表する。
5.「マイボード」に送られたカード(課題)に、自分の考え方がわかるようにペンツールで書き込み、マグネットの個数を求める。
6.カードを、「提出BOX2」に送る。(「提出BOX」は公開設定)
7.全員のカードを見合い、それぞれの考え方の意味を読み取る。先生は、フィードバックして返却する。
8.違う考え方の子どもを先生が指名し、指名された子どもが発表する。
9.画用紙をとめるのに必要なマグネットの個数を求める式について、計算するとどうなるか考える。
【まとめ】
考え方によっていろいろな式で表すことができるが、計算するとすべて同じになることを確認する。
文字式からどのように考えたのかもわかることを確認する。
振り返りシートに記入する。