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いっしょに伸ばそう!ミライの芽/第3回 学校の枠を超えていこう

突然ですが、みなさんは自分の職場以外に先生の友だちはいらっしゃいますか?
 
初任者研修で一緒になった人
大学時代の友だち
前任校の先生
恩師
などなど、たくさんの人が思い浮かぶのではないでしょうか?
また、その人たちから学んだことも多く、その影響で授業をしていることもあるのではないでしょうか?
 
教師の仕事は、真似て実践して改善していくしかありません。
だからこそ、たくさんの授業を見て、たくさんの先生方と語り合い、学ぶことが大切になってきます。
 
さて、最初の話に戻しましょう。
あなたには、先生の友だちはいますか?
 
考えてみると、同じ自治体や都道府県の友だちしかいないことに気づきます。
私も、コロナ前まではそうでした。
 

コロナ禍に得た大きなつながり

2020年、3ヶ月の一斉休校があり、なんとか授業ができないか模索しました。
コロナで大変だったニューヨークの映像を見て、現地の日本人学校の友だちに連絡をとりました。そこからオンラインでつないで、日本全国の先生とつなげることを思いつきました。結果、1日で数百人の先生とつながることができ、約3か月たくさんのオンラインイベントを行いました。
一斉休校が終わる前の最後のイベントでは、なんと約2000人がオンラインで参加するイベントになりました。
その結果、全国、いや世界中に友だちができました。この財産は今も大切な宝物になっています。
 

ベネッセによるつながりの場

2023年の今、つながろうと思えば、全国各地の先生とつながることができます。今まではリアルで閉鎖的だった研究会も、オンラインで開催されることが多いです。
 
ベネッセでも、様々なつながりの場を用意しております。
 
まずは、ミライシードコミュニティである「まなびDXラボ」。
様々な実践を紹介しあったり、勉強会で学び合ったり、ミライシードの使い方で分からないことがあれば社員が解説したり、時には直接お伝えに行かせていただいたりすることもあります。
 
リアルイベントでは、東京で開催した教育イノベーションセンター主催の第2回「未来の教育を考える会」に、300人を超える人々に参加いただき、未来の教育について語り合いました。
次回は8月22日名古屋近辺で行います。
 

学校外とのつながりを大切にする

自分の自治体や都道府県にしばられない教員コミュニティをもつことで、あなたの教師としての幅が広がります。その経験を自分の学校で共有するだけで、先生方の大きな学びになるはずです。
 
自分の枠を超えていくためにも、学校外とのつながりの場を大切にしていってくださいね。 

【執筆者プロフィール】

庄子寛之
元・東京都公立小学校 指導教諭
現・ベネッセ教育総合研究所 教育イノベーションセンター 研究員

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