【7/7(金)開催・イベントレポート】北陸エリアコミュニティ「しゃべり場ミライシード」
7月7日に開催した北陸エリアコミュニティ「しゃべり場ミライシード」のご報告です。
北陸エリアコミュニティ「しゃべり場ミライシード」は下記のようにミーティングを実施してきました。
今回は最終回のレポートとなります。
第1回:5月26日(金) @オンライン「オクリンクの活用について」
第2回:6月9日 (金) @オンライン「ムーブノートの活用について」
第3回:6月23日(金) @オンライン「アナログとデジタルの使い分けについて」
第4回:7月7日 (金) @金沢市内会場×オンライン「『学び合い』の実践について」
「北陸の教育をもっとよくしたい!」
そんな先生方の想いから、金沢市小学校教諭 田野健先生、白山市中学校教諭 浅見拓真先生を中心に始まった小中学校でのICT活用の方法をシェア・相談し合う、北陸エリアコミュニティ「しゃべり場ミライシード」を開催いたしました。
7月7日に開催された最終回では、白山市中学校・浅見先生より、「学び合い」で大切にされている考え方をお話しいただいた後、よくあるお悩みについて、参加された先生方からも様々な角度からご意見が飛び交い、すぐに授業に生かせる内容が満載でした。
「ティラノサウルスと人間はどちらが強いか?」
「人体模型の値段は?」
「なぜ大人は子どもを学校に通わせたいのか?」
ご登壇いただいた白山市中学校・浅見拓真先生の授業の導入は、子どもたちが「学び合い」をする意味を見出すための目的を伝えることから始まります。
授業の導入についての研究を徹底するという浅見先生。
授業は冒頭の5分程度先生が語って、あとは子どもたちに任せる学び合いのスタイルです。
社会から求められているものはコミュニケーション能力であり、教える人が一番得をしているなど、学び合いがなぜ有効なのかを伝えることで、当事者の子どもたちも納得して学びを進めます。
また、成績として結果もついてくることで保護者や学校にも有効性を示すことができるとのこと。
先生は教えるティーチャーではなく、「自律した生徒を育てる」という目標のためマネージャーとして、目的を共有する・環境を整える・失敗を許容するというマネジメントの考え方で授業を構成するというご意見には、参加された先生方も納得のご様子でした。
質問やお悩みを共有いただく時間には、
「先生のまとめをどこまでするか」
「採点基準の持ち方」
「班割をすべきか自由にすべきか」
「入試対策や保護者のニーズをどうするか」
など、学び合いを実践すると必ず出てくる課題について、参加された先生方の多様なご意見で議論が深まっていきました。
主催した金沢市小学校・田野健先生とご登壇された浅見先生に、
先生発信でスタートした「しゃべり場ミライシード」についてコメントをいただいています。
――それぞれの学校で、それぞれの得意分野をいかした実践や興味のある実践をされている先生たちとざっくばらんに喋れるところが魅力です。机上の空論ではなく、現役の現場の先生たちの話なので、話が面白い。教員の世界は「出会いのない環境」と言われますが、職場の同僚でも、友達でもない、同期でもない…新しい出会いがあるのも、この会の魅力だと思います。(田野先生)
――やる気にあふれている方々が集まっているので、いつもとても刺激をもらっています。 また、みなさん全く違う実践をされているのに同じような問題意識を持っていたり、めざしているところが共通していたりして、話していて面白いですし常に意欲的でいられます。 このような場が、新しい時代の教育が生まれるきっかけになっていけば良いなと思っています。(浅見先生)
北陸エリア以外の方も参加可能です。
次回以降の開催スケジュールは随時サイトでご案内いたします。
ご参加をお待ちしております。