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その他

いっしょに伸ばそう!ミライの芽/第12回 当たり前を疑うこと

最近は朝晩特に季節の変化を感じるようになりましたね。みなさんのお住まいの地域ではいかがでしょうか?
二学期も折り返しです。
行事などが立て込んでいて、毎日その日暮らしという先生も多いかもしれません。
私もそうでした。
「忙しい」とは「心」を「亡くす」と書きます。どうか心だけはしっかり保ち、あまりに忙しい時は、その仕事は本当にやる必要があるのか考えて、心を整えていってくださいね。
 
さて、私は全国の学校を訪問しながら研修をしたり、授業をさせていただいたりしています。
東京の3つの学校で18年教師をしてきました。だいたいのことはわかっているつもりでした。

しかしこの立場になって全国の学校を見て回ると、東京での当たり前が当たり前ではなく、その都道府県、その自治体の当たり前があることに驚きます。

例えば教務主任。東京は教務主任も担任をもちますが、東京以外では担任をもたないところもあると聞きます。
もちろんこれは東京がよいという訳ではありません。
ここで大切なことは「わたしの当たり前は、全国の当たり前ではない」ということ。

全国の学校を回ったり、様々な教育関係者とお話をして改めて、
今まで知らなかった自治体独自の良いところがたくさんあると気づきました。
知るまでは、疑う余地もなく「これが当たり前」と思っていたことがたくさんありました。

みなさんも、様々な人と知り合って、良い点や改善したいと考えている点などを共有する、語り合う、
そうすることで、自分の学校ももっと良くできる、と気づくことがあるかもしれません。
 
だからこそ私は、違う地域の学校の先生をはじめ、色々な教育関係者と話すことがとても大切だと考えています
 
私たちは、「未来の教育を考える会」というイベントを運営しています。今年度は大阪、東京、名古屋で現地開催を行い、延べ500人以上の教育関係者の方々が参加されました。
第4回は福岡工業大学附属城東高校で行います。詳細は以下の通りです。
もちろん私もおります。よろしければ是非ご参加ください。
 
・日時:12月26日(火)13:00~17:00
・対象:教育関係者(教師でなくても構いません)
・参加費:無料
・内容:さまざまな登壇者が15分「未来の教育」について熱く話していただき、それを聞いて、参加者が話し合う熱気に満ちた場です。主役は参加者です。
お申込みがスタートしたら、こちらのページからお知らせします!
https://view-next.benesse.jp/innovation/cat/innovation-special/#tab-menu
 
【執筆者プロフィール】

庄子寛之
元・東京都公立小学校 指導教諭
現・ベネッセ教育総合研究所 教育イノベーションセンター 研究員

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