【12/21(土)大盛況で終了!】
MDEといっしょにつくろう!授業アイディア交換会 九州エリアコミュニティ
熊本大学教育学部附属小学校の吉田 沙也加先生、長崎県佐々町立口石小学校の津田 信先生のお二人がマネージャーを務める九州エリアコミュニティ。第3回は念願の、会場+ZOOMのハイブリッド開催!
ベネッセコーポレーション九州支社の会場には、九州のミライシードDXエデュケーター (通称MDE)の先生方が大集合!MDEの先生方を中心に積極的な意見交流が行われました!
【イベントレポート】
九州エリアコミュニティは、熊本県宇城市立豊福小学校岩崎幸一先生、長崎県壱岐市立那賀小学校山本夏輝先生、そして津田 信先生、3人のMDE先生の事例発表からスタート!
岩崎幸一先生からは「ピアノが苦手な教師でもできる楽しい授業づくり」と題して、鑑賞活動の授業例と、録画機能とMicrosoft Formsを活用した学習評価の方法を紹介いただきました。
鑑賞活動の実践は
●ビゼー作曲の『アルルの女』第2組曲「ファランドール」を聴き、2つの旋律の特徴を見つける
●サン=サーンス作曲の『動物の謝肉祭』から「白鳥」を聴き、主旋律と伴奏の特徴を思い浮かべながら音楽を楽しむ
●平野祐香里作詞、鹿谷美緒子作曲の『風のメロディー』を聴き、歌詞を読み、言葉や旋律のまとまりを感じ取る
以上3つについてオクリンクを使って具体的に実践の流れも共有いただきました!
続いて山本夏輝先生。
小4社会「自然災害」について、ムーブノートを活用した授業実践を紹介いただきました。
能登半島地震の写真を提示し、児童の気づきを引き出し、その後、過去の災害の特徴を考察し、年表を用いて日本の災害傾向を分析するという実践。
気づきや分析結果の共有には、ムーブノートのスタンプ集計やキーワード集計を活用。実際に児童が書いたコメントや集計結果も紹介いただき、活用のイメージが伝わるご発表でした。そしてムーブノートを使って意見の表明や共有が簡単にできることが、児童の自分事化を後押ししていると感想もお話しいただきました!
最後は、津田 信先生。地元長崎の「長崎くんち」を出発点に、音楽、社会、国語と教科横断で地域や伝統文化についての理解を深める実践を紹介いただきました。
実践の中にオクリンクプラスの活用例が盛りだくさん。オクリンクプラス搭載の「ピラミッドチャート」などの思考ツールの活用例、意見交流シーンでのリアクションボタンの活用例、学習のまとめを学級新聞に掲載するためのデータづくりへの集計機能活用例など、明日の授業で即オクリンクプラスを使いたくなるようなアイディアが満載でした。
発表のあとは、A、B、Cの3班にわかれての授業案づくり。
今日が初対面という先生方が多かった今回の開催。3班初めましてという挨拶から始まりましたが、各班のリーダーとなったMDEの先生を中心に活発な授業アイディアの交換が行われました!
各班が考えた授業案は以下の通りです!
【A班】
小2国語「お話のさくしゃになろう」の授業案。お話をつくるための初めと終わりのカードを児童に配布し、物語を考えさせる展開です。カードに挿絵も載せることで、低学年で文章を書くことが苦手な児童でも、お話を組み立てていけるように工夫された授業案でした!
【B班】
小6社会「高度経済成長」の授業案。終戦直後から1964年までの20年間の変化を確認し、特に大きな変化があった点と変わらなかった点の気づきをピン集計を使って共有する内容です。シンプルかつ簡単で、他の単元にもすぐに転用できそうな授業案を考えたB班でした!
【C班】
小5算数「面積」の授業案。図形を操作しながら面積を求める公式を導き出せるように、デジタル教科書とオクリンクプラスを併用。最初にデジタル教科書を使い、図形を具体的に動かしながら公式を導き出し、その後、考えた公式の導き出し方をみんなのボードで共有。他者がどういう考えで公式を導いたのかを参照し学び合う授業例でした!
※九州エリアコミュニティで考えた授業案は、ミライシード先生ラボに吉田先生が投稿くださっていますので、ご興味ある方はぜひご覧ください!ミライシード先生ラボはこちらから!
そして最後に「オクリンクプラス」の集計機能を使って一番よいと思った授業案に投票し、1位の班を決めました!
ドキドキの投票結果は…
なんと3班とも同じ投票数!まさかの結果に会場全体がどっと盛り上がった一瞬でした。
吉田先生が用意された1位の賞状は、現地参加の先生方全員にお渡しすることになりました(笑)
初めてのハイブリッド開催となった九州エリアコミュニティ。
アットホームながらも真剣な意見が飛び交い、冬休み明けからの授業に役立つヒントがたくさん得られた有意義な時間となりました。
第4回の九州エリアコミュニティも企画検討中!
詳しいご案内は「ミライシード ファンサイト」でお知らせしますので、お楽しみに!