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【11月17日開催】第3回関西エリアコミュニティレポート

11月17日に第三回目の関西エリアコミュニティが開催されました!

今回のテーマは「オクリンクプラス Good事例・イマイチ事例」。
実践を共有しながら、実践の背景や効果を深掘り、さらなる改善ポイントなどについても対話しました。まずは、エリアマネージャーの水谷先生、西村先生から、先生方の勤務校、八幡市立中央小学校での実践について発信頂きました。

続いて守口市立錦小学校橋本舞先生からのご発信です。オクリンクプラスの実践を複数発表いただきましたが、その一つが書写の授業。お手本の字を透過性のデータに加工し、自分の書いた字にオクリンクプラスのカード上で重ねる、という実践です。お手本動画なども含め、書写練習の材料の一つとしてこの透過データを子どもたちに共有したそうです。

自分の字とお手本を重ねることでどこを直すと良いかが明確になり、その後の練習が効果的に進んだとのこと。授業の最後にはきれいに書けるようになった子がたくさんいたそうです。また、錦小では3年生から6年生までの教科書に載っているすべての文字をデータ化。「学校BOX」に格納し、どの学年でもすぐに使えるようにしたそうです。これまでは先生のフィードバックを受け、それを元に練習を進める形式でしたが、児童一人ひとりが自主的に練習を進めることができます。

錦小学校の林先生も2年生算数「三角形と四角形」の実践を発表くださいました。
「ミライシードの情報を気軽に共有しよう」という目的で毎週火曜日に開催している「スナックミライシード」で宇治市立御蔵山小学校の西田先生が共有されていた新聞づくりの実践を取りいれられたそうです。ことばで表現するのが難しい図形の説明。単元のまとめとして、自分の言葉で三角形や四角形を説明し、協働編集しながら新聞づくりをボード上で行いました。他者のボードを見て参照し、自分のまとめに取り入れる姿が多く見られたそうです。

さらに錦小では校内での研究授業もオクリンクプラスを活用。ボードに指導案を貼り付け、授業を見学する先生が気づきをリアルタイムで書きこんでいくスタイルです。これまでは紙で配布し、参加者が手元で指導案にコメントを書きこんでいましたが、オクリンクプラスを用いることで、リアルタイムでコメントが集まり相互で確認できるように。カード上で動画や資料なども共有し、授業を見ることができなかった先生も情報を集めることができるようになりました。

石堂先生のナビゲーションのもと、実践のリフレクションを行いました。
参加された先生書写の実践は単なるなぞりではなく自分の書いた文字と重ねることで、どこを補正するか自分で気づくことができたのではないかという気づきや、石堂先生からも「重ねてみたい」という好奇心がわいたこと、自分の課題に自分のペースで気づき、考えながら練習することができた点が興味深いというお話を頂きました。

続いて、枚方市立中宮中学校佐納達平先生の実践発表です。
オクリンクプラスを使った「ミニ」ジグソー学習。50分授業で完結するために、個人活動の時間をしっかりと確保した上で、オクリンクプラス上でグループ、クラス全体での共有を行います。

さらに作ったカードは掲示板に貼りだし、学びの足跡を授業外でも共有しています。

佐納先生が感じられている実践のポイントは調べたりまとめたりする過程でも相互参照ができること。真似したりもっと書き足したり、どの生徒も手が止まらず学びが進みます。

また、単元の最後にはコメントをつけ合う実践も。普段あまり関わりが少ない生徒同士も評価しあうなど、学びに広がりが生まれているそうです。

リフレクションでは、グループでの意見交流で「お客さん」にならず、かつ集団思考を防ぐために交流前には特に個人思考が重要である、というお話や、個人思考の時間として最適な時間設定は…?という話し合いが行われました。

熱い議論が盛り上がりあっと言う間の2時間。
次回の関西エリアコミュニティは3月に実施の予定です。(「ファンサイト」でお知らせいたします!)

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