一覧に戻る

その他

【8/26(月)開催】第3回北陸エリアコミュニティ実施レポート 

富山大学教職大学院教授 林 誠一先生をアドバイザーとしてお招きし、金沢市立鞍月小学校教諭 田野健先生、白山市立笠間中学校教諭 浅見拓真先生をマネージャーとして始まった北陸エリアコミュニティ。
第3回のテーマは「グループ学習×複線型×オクリンクによる学び~1学期の成果と課題~」。
協働学習における、1学期の成果と学びをじっくり語り合い、交流しました!

【イベントレポート】
第3回の北陸エリアコミュニティは、白山市立笠間中学校教諭浅見拓真先生から自己紹介と本日の会の趣旨のご説明からスタート。北陸ICT勉強会としてこの北陸エリアコミュニティを立ち上げた当初は 2名の先生が参加されていました。以後、徐々に参加される先生は増え、今回はオンライン・現地を含めて総勢70名もの先生方にお集まりいただきました!

田野健先生の実践共有のテーマは「グループ学習×複線型」。
実際に1学期に行われた社会科の授業の様子をご紹介いただき、1学期の成果と課題を参加者全員で考えていきます。

小学5年生社会科の「米作りのさかんな地域~なぜ日本の米は質がいいの~」の単元をオクリンクを使って進めたこちらの授業。 まず、資料を掲示し子どもたちから「なぜ?」を引き出し、課題につなげるところからスタート。



次に課題の予想を一人一人がオクリンクにまとめて「提出BOX」に提出。
その際に大事なこととして、「○○が多い/○○があった、だから○○を調べたい」という型で子どもたちに考えさせます。

どんな視点が課題解決に役に立ちそうか、ほかのグループが調べていなさそうな視点はどれかという観点で子どもたちが課題を選択したら、選んだ視点について「ハッキリしたこと」「気になること」や「分からないこと」をカードに書きオクリンクの「提出BOX」(気になるBOX)に提出します。



先生は各グループがどの視点で、どれくらい考えられているか、ハッキリカードを全体で共有し、子どもたちに結論を書かせて順番に開示。ほかの人の意見をみながら自分の意見もまとめていけるように進めます。



このような学習の成果として社会科を好きな児童が増えているだけでなく、グループ活動を中心に、様々な考えを知りわからなかったことを自分たちで解決できるという体験から、教科への興味にもつながっているそうです。


授業づくりにあたり、田野先生は子どもたちに次のように語りかけ、みんなで学習していくことの大切さを伝えているとのことでした。



第3回の北陸エリアコミュニティは、田野先生の授業例を題材に、みんなで意見を交わしながら、和気あいあいとした雰囲気でコミュニティを進行することができました。

次は11月!加賀市庄小学校の野田校長先生をお呼びし、自由進度学習についてご発表いただく予定です。ご参加お待ちしています。

申し込みはこちらから