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レポート

今年度はじめての関西+中四国エリアコミュニティが開催!
~第1回関西・中四国エリアコミュニティ実施レポート~

エリアコミュニティマネージャーには京都府八幡市立中央小学校の水谷智明先生、西村知夏先生、アドバイザーには兵庫県たつの市立龍野小学校の石堂裕先生をお迎えし、開催しました。初回はベネッセ大阪支社とオンラインでのハイブリッド開催となりました。

【イベントレポート】
会は水谷先生のご発信からスタート。
GIGAスクール構想スタートから4年が経ち、活用を広げるステージから効果を出す、ICTをより生かすというステージに立つ今、ICT活用の校内推進、タブレットの効果的な使い方など、さまざまな課題があります。関西・中四国の先生で集いともに課題を解決していこうというコミュニティの位置づけが共有されました。
続いて西村先生から校内推進のポイントに関するご発表。情報教育担当としてのテーマは、「効果的かつ効率的で持続可能なICT活用の手法確立を目指す」というもの。全校児童が正しくタブレットを使えるようにするための校内掲示の工夫、そして先生用ルールの運用方法などが話されました。ラミネート加工し全員に配布することで、すぐに見返せる、参照できる状態がつくられています。

児童向けルールの掲示

先生けルール



八幡市中央小では、校内研修のほかにタブレット活用相談会を実施。低学年・中学年・高学年担当の先生を決めておき、気軽に相談やアドバイスがもらえる仕組みをつくられているそうです。

続いて石堂先生のリーディングでここまでの発信のリフレクションが行われました。 ルールをつくったら、見える形にすること、イラストなどを用いてパッと見てわかるようにすることが大事。八幡市立中央小学校で実施されている校内ミニ研修は職員会議後の5分~10分で行い、「ついでの機会」にしている点が優れていること。対話をたくさん重ねることで、ICT活用の質を高めていくことができるというお話をいただきました。

続いて鳥取県の谷口先生から実践事例の発信がありました。
谷口先生は北陸エリアコミュニティにも参加されており全国各地の実践をご自身の授業に取り入れていらっしゃいます。
授業にワクワク感を取り入れることを大事にされている谷口先生。「お金は電気を通すのか」「磁石にくっつくのか」という予測もクイズ形式で子どもたちに問い、考えさせます。教科・単元、それぞれのねらいにあわせてICTを取り入れ、特に個々の意見を即時に比較し交流する際に活用されています。意見共有もあえて匿名で行うことで、他者の意見に引っ張られずにそれぞれの児童が自分の意見をしっかり持つことができる点などを発信いただきました。



続いて橋本市立高野口中学校の西野先生から英語の実践共有をいただきました。
学び合いを重視されている西野先生。オクリンクを使い、本時の目標、タスクを送り、生徒自身がチェック。学習者である生徒が自分のペースでデジタル教科書を活用しながら、発音などを練習しALTや先生に確認してもらった後に読解の学習に入ります。課題提出もデジタルで。色分けすることで生徒も先生もスムーズに取り組んだり、評価したりできるようになります。

学び合いと言う授業スタイルとミライシードは相性がよいと言えるが、一人の先生が複数教科を受けもつ小学校と比較すると中学校では「相性のよい授業」の発見が難しい面もあるため、先生同士が発見を共有することが重要ではないかと発信いただきました。



最後に、石堂先生より会のまとめをいただきました。
ICTも一助となり、単線型授業から学習者が学習を選択する複線型授業へ移行していること、個別最適な学びにおいては手立てが必要であり、支援には3段階がありこれらをおさえたうえで指導にあたる必要があることなどを発信いただきました。

今年度初回ながら、濃い2時間となった関西・中四国エリアコミュニティ。先生方の個性、強みがあふれ出る初回ミーティングとなりました。
次回は11月17日(日)開催予定です!ぜひたくさんの先生のご参加をお待ちしております。

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