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レポート

明日の授業で使える”協働的な学習”の実践共有
~第2回北陸エリアコミュニティ実施レポート~

北陸でのエリアコミュニティ第2回が7月5日(金)に開催されました! 明日の授業に生かせる実践の共有から日本の教育のあり方にまで議論が及ぶ、内容の濃い1時間となりました!

【イベントレポート】
中学校で4年、小学校で9年の指導経験があり、現在は富山大学教職大学院で学ばれている河村先生のご発表からスタート! 富山大学教職大学院についてご紹介いただいたあとに、今回のテーマである「協働的な学び」についてご発表いただきました。
「協働的な学びとは他者を尊重しながら持続可能な社会の作り手となるように育てていくこと」
「協働的な学びとはこれからの社会に必要な能力を育成していくこと」
「協働的な学びでは正解ではなく納得解や最適解を導く力を養成することが大切」
「協働的な学びには準備と教材研究が必要」など
「協働的な学び」の目的や大切にすべき考え方を大学院でのディスカッション内容や各種文献も踏まえて丁寧にお話くださいました。 (余談ですが、ご発表の中で「協働的な学びで大切となる準備・教材研究を補ってくれるのがICT」と言っていただいたことはミライシードスタッフとしてうれしくなる瞬間でした!)

その後、「教職大学院の実習や勤務校から見えてくる活用の実態」として具体的な協働学習の実践を多数共有いただきました。
・アンケート機能を活用した子ども同士での小テスト
・「枕草子」を素材としたジグソー学習
・ファイル共有を活用した「燃焼の実験」グループワーク
・動画共有を活用した合唱の課題解決への取り組み
・数学のテスト直しについてのグループワーク
・子ども同士で学びを深め合う「予習レポート」(河村先生ご自身の実践事例!)

河村先生のご発表のあとは交流タイム!
まず河村先生が発表された「予習レポート」の事例に、「2学期からやりたい! 予習レポートのやり方を詳しく教えてほしい!」というお声が複数から上がりました。

 
それを受けて河村先生が、「予習レポート」のやり方をご説明(単元の最初に行う実践。予習してほしい内容を示し、子ども一人ひとりがまとめる⇒その後子ども同士で共有し、レポートの内容を深めていく) 説明が終わると「小学校でも役立ちそう!」「予習レポートだけじゃなく事後レポートもあってもいいかも」「オクリンクプラスを使ったら共有がもっとやりやすいのでは」など、よりよい実践にするためにどうするといいかについてのやり取りで盛り上がりました。

「予習レポート」についてのトークがひと段落したあと、話はガラッとチェンジ!
河村先生がお話された「協働的な学びでは正解ではなく納得解や最適解を導く力を養成することが大切」に関する議論に。
コーディネータの田野先生が「納得解や最適解が重要」には賛同するし、養っていきたいと思っているが、単元テストや高校入試・大学入試に向けて「正解」を導く力を養わなければならないと思うと「納得解や最適解」を主体にして授業をまとめるのが苦しい時があるという思いを発言。
それについて河村先生やコーディネータの浅見先生、その他参加する様々な先生がご自分の意見や経験から実践例を発信されていました。

そこから議論はさらにジャンプアップして、学習指導要領のあり方に関する議論に発展。アドバイザとして参加いただいている富山大 林誠一先生に学習指導要領のあり方について田野先生が熱く質問する場面も!

そしてまたまた話は転換。ご参加されたおひとりの先生が「ICT中心の授業で、教員が子どもたちの顔を見ていない瞬間があることに、ジレンマを感じる…いろんな人に話をききたい!」と発言。参加先生方がそれに対して「自分も今日そう思った」「でもタブレットの中で子どもたちのやり取りは広がっている」「使い分ければアリだと思う」「教室が何のためにあるのかと考える必要がある」などアットホームながらも真剣な意見の交換が続きました!

最後に林先生からの
「教育のいろいろな課題を変えるのは皆さんの思い。ここに集まっている人だけじゃなく、声を出していくことが大事だなと今日参加して改めて思った。もっと語りたいですね」
というまとめのお言葉をいただき、内容盛りだくさんの第2回北陸エリアコミュニティは終了となりました!

次回、第3回の北陸エリアコミュニティは8/26(月)ベネッセコーポレーション北陸支社での会場開催です。夏の1日、顔をあわせてもっと語り合える交流にできればと思います!
皆さまのご参加をお待ちしております。
お申し込みはコチラから



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