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レポート

ICT教育の「今」と「これから」を探る
6月21日(金)第1回北海道エリアコミュニティ開催!


6月下旬の週末の夜、第1回北海道エリアコミュニティが開催されました。
テーマは「ICT教育の今とこれから」。会場実施とオンラインの同時開催で、14名の先生方が参加されました。

【イベントレポート】
イベントは、ベネッセコーポレーション北海道支社長・馬渕からの「北海道から教育を盛り上げたい」という熱いメッセージでスタート。
続いては、北海道教育大学の佐藤正範先生(大学特別補佐、未来の学び協創研究センター主任研究員/特任講師)による「AI時代に向けての教育課題」についてのご講演。佐藤先生は、ICT教育の重要性を強調し、全国の小学校・中学校の現場の様子を紹介しながら、「いかに児童・生徒に学びを委ねるか」が鍵であると述べられました。
さらに、義務教育後の進学状況や学習到達度調査(PISA)の結果等を基に、多様な学びと進路が求められる現代において、テストの結果や一方的な知識の伝授だけでは不十分であるとご指摘され、ICT教育による協働的な学びが、子どもの興味・関心を高め、深く広い学びにつながる可能性があるとまとめつつ、最後は、北海道の先生方に対して、このコミュニティを通じて実践をどんどん発信してほしいと熱いメッセージで締めくくられました。

▼佐藤先生のご発表資料

▼佐藤先生のご発表の様子


次に、札幌市立中央小学校の中里彰吾先生が「ミライシード」オクリンクプラスを使った社会の模擬体験授業を行いました。テーマは「北海道の地名の意味を調べよう」。参加者の方々で、北海道の地図に自分の調べた地名とそのアイヌ語名、アイヌ語での意味を書いたカードを並べ、気づいたコメントをつけたり、手書きのイラストを書き込んだりしながら話し合います。次々と情報が書き込まれる状況を通じて、会場から「へぇ、アイヌ語で川がつく地名が多いんだな」といったつぶやきも聞かれ、北海道の特徴を発見しつつも、オクリンクプラスの良さも体験する貴重な時間となったようです。 


▼中里先生によるオクリンクプラスを使った模擬体験授業の様子


講演と授業実践の共有後、会場とオンラインで数グループに分かれて、ワークショップを実施。オクリンクプラスの基本操作を通じて、授業で実践するイメージを膨らませる話し合いや個人ワークも行われました。


▼グループのワークショップの様子(会場)

ワーク後の各グループの発表では、
・ 共同編集や動画を手軽に組み込める機能で、教え方が変わるだろう
・ 紙中心の教え方からオクリンクプラスを使った授業への移行により、教師は子どもの気づきを拾いやすくなり、子どもたちは他の子どもの意見を得ることで、個別最適な学びの実現につながるのでは
・ カードとコメント機能を活用することで、複線型授業の実現が最短で可能になる。もっといろいろな授業で使いたい
と期待感が高まった様子が見られ、子ども目線でオクリンクプラスに触れたこと、ご参加の先生方と活用事例を多く共有できたことがとても有益だったという声をいただき、第1回北海道エリアコミュニティは閉会しました。

【次回のお知らせ】
次回、第2回北海道エリアコミュニティは、8月20日(火)18時から旭川市での会場実施とZoomでのオンライン同時開催を予定しています。詳細は後日お知らせいたします。北海道エリア以外の方もご参加いただけますので、皆さまのご参加を心よりお待ちしております!



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