「どのように歌うか」考えを深める交流活動
考えの深まりを言語化する
木村先生から一言:
グループごとに「広場」を分けることで、少人数での交流活動が非常に効率的にできるようになりました。
活用場面・活用背景
情景や気持ちを想像させたい場面で汎用的に活用
曲の特徴を捉え、どのように歌うかについて思いや意図をもたせたい場面で汎用的に活用できます。また、交流して終わりではなく考えの深まりを言語化することで、楽曲への理解が深まり、歌唱方法にも変化がうまれると感じています。
How to
個別でカードに考えを表現→グループごとに「広場」をわけて、少人数で交流を行う
【準備①】「私のノート」の「1」にカードを準備
まず、交流用のカードを作成します。カードに楽譜のスクリーンショットを貼りつけ、その下に「どのように歌うか」「理由」を書くテキスト欄を設け、「授業を開始」を押します。
先生が「私のノート」の「1」に準備した交流用カード
【準備②】「私のノート」の「2」にカードを準備
「1」のタブの横にある「+」をタップして「2」をつくります。ここには、交流後の自身の考えの変化や深まりを記入するカードを作成します。「選択肢」で、【考えが変わった/発見があった/納得した/新しい疑問が生まれた】の4択を作成し、その理由を記入する欄を設け、「授業を開始」を押します。
先生が「私のノート」の「2」に準備したカード
【1】まず、「私のノート」の「1」にある交流用カードに、子どもたちそれぞれの考えを記入させます。カードの楽譜の画像には、ペイント機能を使ってポイントとなる箇所をマーキングさせました。(例:強く歌いたい箇所、波のように歌いたい箇所、など)
カードができたら、「おくるボタン」から「みんなの広場」にカードを送ってもらいます。
子どもが作成したカード
【2】まずは少人数で交流を行うために、グループごとに「みんなの広場」から「広場1~6」へ分かれて移動します。
(例:1グループ→広場1、2グループ→広場2)
子どもたちは右上の「みんなの広場」をタップして、指定された「広場1~6」に参加したら、「おくるボタン」からもう一度「広場1~6」にカードを送り、交流を行います。
※グループごとに広場を指定して活動させる方法は、こちらの1分動画をご覧ください。
この際、考えたことをただ言葉で伝え合うだけではなく、「考えを聞き合う」「カード上の表現を見合う」「実際の歌唱を聴き合う」といった表現活動の幅、交流の質も大切にしています。
広場1の様子/右上から別の広場に移動できる
【3】 交流ができたら、「私のノート」の「2」に用意したカードを記入させます。
子どもが記入したカード
【4】 記入したカードを元に再度、グループごとに「広場」に分かれて交流を行います。
【5】 最後に、各グループでどのように歌おうと考えたかについて全体共有し(実際に歌唱も行う)、全員で合唱をして授業を終了します。すべてのフレーズにおいてこのような学習活動を行っています。
取り組みの結果
交流活動を通じて曲への理解や表現力が向上し、より想いを込めた歌唱が可能に
少人数に分かれて交流することで、子どもたちがより自由闊達に意見交換を行うようになりました。その結果、言語活動の充実化も図ることができています。交流後は、楽曲への理解度や表現方法に変化が見られ、歌唱が格段に良くなりました。