八木先生から一言：
自分で好きな場所を決めて定点撮影するので、意欲的かつ観点を絞って観察に取り組めるようになりました。

活用場面・活用背景
季節のごとの植物の変化の記録

季節ごとの植物の変化を定点撮影する活動において、写真を蓄積して気付いた変化を記入するために、オクリンクを活用しました。

How to
植物や生き物を季節ごとに撮影して記録

①植物を季節ごとに撮影して記録を蓄積
児童は自分が年間を通して観察したい植物を選択し、一定期間ごとに写真を撮ってカードにまとめていきます。

木を写真に撮った児童の例

季節の変わり目に、教員から観察の観点（色、形、大きさ、季節による成長の仕方の違い等）が書かれたカードを送り、児童は蓄積した季節ごとの写真を比較しながら気付いた点をまとめます。葉や花の形や色、実や種子への変化など、観察対象によってアップの画像とルーズの画像を使い分け、提出BOXに提出します。

春から夏で変わったところをまとめたカード

②提出BOXを複数作成して、年間の定点撮影記録として管理
なお、提出BOXは１つの時間割の中に複数作成して季節ごとに分けます。この理科の時間割を季節が変わるたびに引き継いでいくと、１年間の記録を同一の時間割の中で扱えるので、管理の面でもとても楽になりました。

同じ時間割の中に提出BOXを複数作成する

取り組みの結果
より注意深く観察する姿勢が身に付いた

児童が選んだ場所は、教科書の見本の写真のように四季の変化が分かりやすいものとは限りません。しかし、自分で選んだ場所だからこそ、わずかな変化であっても観察の観点に着目し、注意深く観察して変化に気付こうとする児童の積極的な様子が見られました。