鍵盤ハーモニカのテスト
鍵盤ハーモニカ
北上市立南小学校 尾形一先生
尾形先生から一言:
録画を確認する方法だと、子どもは自分のタイミングでテストに臨め、先生も余裕をもって評価できるのでおすすめです。
活用場面・活用背景
鍵盤ハーモニカのテスト
鍵盤ハーモニカやリコーダーのテストでは、子どもの演奏を一人ずつ聞いて評価する場合が多いです。しかし、このやり方だと先生の前に長蛇の列ができ、子どもは長時間待つことになり、非常に時間がかかります。そこで、演奏の様子を撮影したものを提出してもらい、先生が後で動画を見て評価をする方法へと変更してみました。
How to
演奏の様子を子ども同士で撮影して提出する
先生は初めにテスト曲と評価のポイント、自分のタイミングで動画におさめることを伝えます。
開始後しばらくは先生が撮影し、その後はテストが終わった子が、他の子の演奏の様子を録画していきます。カードには、録画した動画と演奏した子どもの名前を記入します。撮影時には「鍵盤の指使いが映るようにしてね」と注意事項を共有しておきます。
カードにはテストを実施した子どもの名前と録画した動画を載せる
授業の最後に、他の子の演奏の様子を撮影した子どもは、撮影した人数分のカードをつなげて提出BOXに提出します。先生は授業後や放課後に、提出BOXから子どもたちの演奏の様子を確認して評価します。
撮影者は録画した「鍵盤ハーモニカのテスト」のカードをつなげて、提出BOXへ提出
取り組みの結果
意欲的に練習に取り組む子が増加
並んで待つ必要がないため、各自が自分のペースで練習したり、他の子にアドバイスをしたりできるため、授業時間を有効に活用できました。
子どもたちは自分のペースで練習をおこなったうえでテストに臨むことができます。そのため、上手くいった演奏を提出しようと、何度も練習を繰り返し、意欲的に練習やテストに取り組んでいました。