子ども主体でメダカの特徴を押さえる
メダカのたんじょう
赤堀先生から一言:
スタンプ集計やテキスト分析を活用したことで、注目すべきメダカの体の特徴がより具体化され、私が予想もしなかった児童の考えも取り上げることができました。
活用場面・活用背景
全員に主体的に観察に取り組んでほしい
「メダカのたんじょう」という単元の導入で、メダカのオスとメスの違いを学習する際にムーブノートを活用しました。
スタンプ機能と広場への提出機能の活用により、クラス全員が複数の仮説を持ったうえで、主体的に観察に取り組めました。
How to
気づきを直感的に表現し、全員で共有する
メダカのオスとメスの写真を載せたカードを児童に配布します。
児童は、それぞれを比較して違うと思ったところ2か所にスタンプを置き、広場へ提出します。
児童が広場に提出したカード
※著作権の関係で、メダカの写真をイラストに差し替えております。
全員が提出できたら、先生はスタンプ集計を行って子どもたちの気づきを一斉共有します。
集計された画面を見ながら、気づいた人が多い部分を指摘し、オスとメスの違いを押さえていきます。
スタンプ集計後の様子
※著作権の関係で、メダカの写真をイラストに差し替えております。
その後、見つけた違いを文章化して記入するカードを配布します。
児童は、他の児童の気づきを踏まえ、改めてオスとメスの違いはどこにあるのかを言葉で説明し広場に共有します。
児童に配布したカード
※著作権の関係で、メダカの写真をイラストに差し替えております。
全員が提出できたら、キーワード集計を行い、多くの児童が気づいた点を先生から共有します。
その後、児童は気づいた点を発表し、黒板に描かれたメダカのイラストに印をつけます。
キーワード集計後の広場の様子
※著作権の関係で、メダカの写真をイラストに差し替えております。
次に教科書を開き、改めてメダカのオスとメスの見分け方を確認します。
最後に、児童一人につき一匹、透明なコップに入ったメダカを観察します。
ここまでで得たたくさんの観点を基に観察を行い、自分のメダカのオス・メスを判断し、教卓の上にある大きな二つの水槽にオスとメスを分けて入れて授業は終了です。
取り組みの結果
直感的な表現と意見の共有により、
観察に対する主体性が高まった
授業の冒頭にスタンプ機能を用いてオスとメスの違いを直観的に表現することで全員が自分の仮説を持てただけでなく、広場を使ったクラス全員の気づきの共有によって、複数の仮説を持ったうえで実際のメダカの観察を行うことができました。
主体的、積極的な活動によって、興味が高まり理解につながったと言えます。