家族の幸せのために大切なことを考えよう―「認知症」をテーマに家族の幸せを考える―
小学4年・道徳
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田屋先生から一言:この授業では、「認知症を理解すること」そのものをゴールとするのではなく、理解を土台にしながら「家族の幸せをどのように実現していくか」を考えることを大切にしています。
活用場面・活用背景
「認知症」をテーマに、家族のかかわり方を考える
普段は当たり前のように暮らしている「家族」。しかし、その大切な家族が「認知症」になったら、私たちはどのように向き合えばよいのでしょうか。
本授業は、認知症を題材に、「家族みんなで幸せに暮らすために大切なこと」を考える道徳の授業実践例です。認知症研究のパイオニアであるエーザイ株式会社と共同開発した教材を活用し、「認知症」や「MCI(軽度認知障害)」の知識を踏まえながら、家族のかかわり方について考えていきます。ドラマ仕立ての動画教材を視聴し、児童それぞれの気づきや思いを言葉にしてまとめました。▼企業・団体コラボコンテンツのご紹介
“教科書で学ぶ内容と実社会の課題や仕事をつなげ、子どもたちが自分ごととして捉え探究できるようにしたい…”全国の先生方から寄せられたお声を元に、ついに実現!企業・団体の取り組みを教材化し、協働学習しやすいカードと指導案をセットでお届けします。下記サイトに記載の共有コードをコピーすれば、オクリンクプラス上で誰でもご利用いただけます。
https://bso.benesse.ne.jp/miraiseed/fansite/kigyou_collabo/case/eisai/
HOW TO
もしも家族が認知症になったら…?戸惑う気持ちを受け止めながら、家族とのかかわり方を考えていく
1. 家族であっても「ゆるせない」と思う場面を想像してみる。


「言ったことを覚えていない」「話を聞いてくれない」「イライラをぶつけられる」「やっていないことを疑われる」…もしもそのような場面があったら、家族であってもゆるせないなと思うことはどれか、「オクリンクプラス」の集計機能を生かして児童たちの意見を可視化します。
2.もしそれが「認知症」によるものであったら考えは変わる?を問いかける。

「もし病気が原因なら、やりたくてやっているわけじゃないと思える」「ゆるせると思う」など、「病気だと知る」ことで自分の気持ちが変化することに気づきます。
▼教材では、「認知症」や「MCI(軽度認知障害)」に関する正しい知識を提示し、誤解や偏見を生むことがないように配慮しています。


3. 認知症とかかわる家族のドラマを通して、登場人物の気持ちを想像し、寄り添う。

ドラマ動画を視聴しながら、主人公の気持ちを想像したり、自分だったらどう感じるかを確認したりしながら、「家族が困っているときにどうかかわるか」を考えていきます。
▼教材では約15分のドラマ動画を視聴可能。祖母の認知症をきっかけに、小学5年生の主人公とその家族が、戸惑いながらも家族として向き合っていくストーリーです。

4.「家族みんなで幸せにくらすために大切なこと」を考え、まとめる。


動画視聴後は、自分の考えを「オクリンクプラス」のカードに記入して提出。
「認知症だから」という視点ではなく、病気にかかわらず家族が困っていたらどうするか、みんなで幸せにくらしていくためにどんなことが大切かを考えるように促します。
▼最後に、エーザイ株式会社 内藤景介さんからのメッセージ動画と、スペシャルムービーを視聴。認知症やその一歩手前のMCI(軽度認知障害)は「ちょっとした変化に気づく」ことが大切であり、「一番近くにいる家族だからこそ、変化に気づける」ということ、そしてそれが最新の医療技術よりも早く家族のピンチを救うきっかけになることもある、という内藤さんからのメッセージを、子どもたちはしっかりと受け止めていました。


▲エーザイ株式会社 武内さんから講評も。実際に認知症研究に取り組まれている企業のかたのお話を聞ける貴重な機会になりました。
▼授業後には、あらためて家族と話し合うきっかけづくりとして「家族の幸せ発見カード」を配布。「家族の幸せ発見カード」は教材の指導案とあわせてダウンロード可能です。
