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オクリンク

具体例から法則を見つける

いわき市立豊間中学校 國井一機先生

國井先生から一言:
数学は他の教科と比較して共有場面が少ないと言われることもありますが、オクリンクを使って個々の考えを共有することで、自力解決力を育むことができます。

活用場面・活用背景
多角形の内角の和の法則を見つける

これまで図形の学習では、事前にプリントを準備する手間や、口頭での解法共有の難しさに課題を感じていました。そこで、多角形の内角の和を求める法則を考える活動を行う際、簡単に複数の図形の提示や考え方の共有が即時に行えるオクリンクを活用しました。

How to
複数の具体例から法則性を見つける

教員はまず、五十五角形の内角の和を求めるという本時のゴールをカードで提示します。
その後、三角形の内角の和が180度であることを復習した上で、先に提示した問題文と合わせ、四角形・五角形・六角形・七角形が描かれたカードをつなげたら生徒に送ります。


カードを受け取った生徒は、四~七角形の内角の和の求め方をカードに記入し、それぞれ指定された提出BOXに提出します。

四角形の内角の和の求め方を記したカード


その後、教員は各提出BOXを開き、出されたカードの考え方に言及しながら、四~七角形の内角の和の求め方の法則性を生徒に導き出させます。


最後に、生徒はここまでの学習で学んだ法則を使い、授業の最初に提示された五十五角形の内角の和を求めます。

取り組みの結果
考え方の共有が短時間で実現できた

これまでは1時間の授業の中で複数の図形問題を扱いには多大な時間がかかってしまっていましたが、オクリンクを使えばクラス全体での考え方の共有が短時間で実現できるため、各多角形の内角の和を実際に求め、そこから公式を導き出すという、「具体例から一般化する」活動をスムーズに行うことができました。

また、教員は提出BOXを見れば生徒たちの考え方を即時に把握できるので、子どもたちの考え方をつなぎながら授業を進めていくこともできるようになりました。



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