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ムーブノート

図で表した解法の共有

能美市立辰口中学校 三輪裕輝先生

三輪先生から一言:
ムーブノートは問題ごとにシートを簡単に切り替えられるので、1コマの授業の中で複数の問題を扱いたい時にも大変便利です。

活用場面・活用背景
考え方を図で表現して共有する

数学が苦手な生徒にとって、式や言葉だけで表現させるのは難しいと感じる場面がよくありました。そこで、ムーブノートを使い、図にペンで色を用いながら考え方を表現して共有する方法を考えました。

How to
自分の考え方をペンで視覚的に表す

教員は「マッチ棒で正方形を20個つくる時、マッチ棒は何本必要か」という課題を提示し、考え方を記入するカード生徒に配信します。

 
生徒はペンを使って考え方を図示し、式などを加えたら広場に提出します。


教員はいくつかのカードを取り上げ、カードを作成した生徒以外の子に考え方を説明させ、その後解き方を解説します。 


最後に、教員は「マッチ棒で正方形をx個つくる時、マッチ棒は何本必要か」という発展課題を提示し、別シートに作成したカードを生徒に配信します。

+マークから新しいシートを追加する

 
生徒は先の問題で学んだ解法を元に、新しいカードへ考え方を記入したら広場に提出します。
教員は提出されたカードを確認しながら、x個の時の考え方を解説します。

 

取り組みの結果
異なる考え方を理解しながらスムーズに発展問題に進めた

言葉や式だけでなく図で考え方を表すことで自分が表現しやすくなることはもちろん、広場上で他の生徒のカードを見た時にも考え方を理解しやすくなりました。その結果、自分が考えたものと異なるパターンの解法への理解も深めたうえで、スムーズに発展問題へ進むことができました。

また、シートを切り替えて問題を提示することで、応用問題に進んだ際にも生徒が自ら前に取り組んだ問題に遡り、考え方を確認することも簡単にできます。



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