ボードを活用しながら、曲想に合った歌い方を考え表現する
曲に合った歌い方をしよう
木村先生から一言:
児童が自分で考えた歌い方を何度も試し、友達と交流してブラッシュアップしていきました。その結果、自分が考えた歌い方に自信をもった児童が、みんなの前で歌いたいと言って次々と独唱してくれたことが嬉しかったです。
活用場面・活用背景
「とんび」の曲想を生かし、思いや意図に合った歌い方で表現する
前時に「とんび」の旋律の特徴や歌詞の内容を捉えて、子どもたち一人一人が、どのように歌うかという思いや意図をもちました。 本時は、自分で考えた歌い方を表現することと、友達と意見交流するなかで新たな視点をもつことを目的とし、「マイボード」上で自分のアイデアを確認したり、グループごとに用意したボードを行き来し友達のアイデアを参照したりしながら、自分の歌い方をブラッシュアップしてもらう時間にしたいと考えていました。
How to
画面上で自分や友達のカードを確認しながら、「とんび」の歌い方をブラッシュアップしていく
教員は、グループ活動に向けて、事前にグループごとの「ボード」を作成しておく。子どもたちは、前時に考え、オクリンクプラスのカードに記入した「とんび」の歌い方を、マイボードで確認し、まずは自分で歌ってみる。
グループに分かれ、自分で考えた「とんび」の歌い方を友達に披露する。この時、歌っている児童以外は、グループのボード上でその子のカードを画面で確認しながら、どのような工夫を施したのか、それを表現できているのかを聴く。教員は、机間指導しながらアドバイスを行う。
教員は、みんなの前で独唱で歌いたい児童を募集する。対象児童のカードを大型提示装置で前方画面に映し、その子がどのようなことに意識して歌おうとしているのかをほかの児童に共有する。
発表者の歌を聴いたうえで、子どもたちはグループごとのボードを行き来しながら、改めて自分の歌い方をブラッシュアップする。
取り組みの結果
手軽に他者参照ができることで、積極的に歌い方をブラッシュアップすることができた
子どもたちは、自分で考えた歌い方の工夫をオクリンクプラス上でいつでも見返すことができるため、考えたことを忘れず、最後まで意識して歌うことができていました。また、他者参照を繰り返すなかで、児童は自分の歌い方に自信をもてるようになっていました。