ミスを恐れずに表現しリアクションで褒め合う
登場人物のセリフで受け身の表現を体得
埼玉県さいたま市立宮原中学校 原田 凱先生
原田先生から一言:
今回開放した拍手などのリアクションに加え、コメント機能も活用して、アイデアを受け取った側の表現力も磨いていけるような活動に発展させていきたいです。
活用場面・活用背景
場面や状況を明確にした上でその場に応じた表現をする力を養うことと、ミスを恐れずに英語を使ってみようという意識づけを目的に実施しました。
How to
登場人物のセリフを英語で表現したカードを共有し、拍手で褒め合う
授業の準備として、前時で習った「受け身」の表現を必然的に用いるような状況設定をイラスト化しておく。
生徒は、個人または友だちと相談しながら、提示されたイラストに合う表現を考えカードに入力する。その後、「みんなの広場」に提出する。この時に生徒の名前がわからないよう、教員は予め非表示に設定しておく。
まずは個人で「みんなの広場」に提出されたカードを見て、よいと思ったものに拍手のリアクションを送る。
その後、学級全体で「みんなの広場」を確認し、拍手を多くもらっていた順にカードを見ていく。教員は、そのカードに書かれた英語表現のいいところを褒めたり、間違っている部分を訂正したりする。
取り組みの結果
友だちの意見から多様な表現方法を知り、学び合うことができた
「みんなの広場」で友だちのカードを見ながら、自分とは違う表現方法に出会えたことが新鮮だったようで、興味を持って活動に取り組んでいました。また、名前を非表示にすることで、ミスを恐れずに表現・共有しようとする生徒が多かったです。教員が生徒のつまずきを把握するという側面でも、意味のある活動だったと思います。