協働学習で深める知識理解
中1地理 ヨーロッパ州
守谷先生から一言:
ボード上で線や文字を用いて考えをわかりやすく整理するなど、教員の指示がなくても生徒自身で工夫しながら話し合いを進めています。
活用場面・活用背景
参照しながら考えを深める
「前時までにEUに関する学習を進めており、その知識を生かした活動です。まずは個人でしっかりと考え、その後班で対話をしながら同時にカードをまとめていくことで、多面的な考えを持つことができています。
How to
個人思考と意見交流を繰り返し、多角的な考えを身につける
1.EUがあることで、ヨーロッパの人たちにとってどんなことがプラスなのだろう」という授業テーマを立てます。「労働者」「工場の経営者」「農家」という3つの立場から考えるよう設定し、前時までにまとめたEUのメリットをオクリンクプラス上で振り返りながら、まずは個人で考えます。意見をカードに入力したあと、班になり意見交流をします。
ボード上で、個人で作ったそれぞれのカードを見ながら、似た意見をまとめたり、線などを使ってわかりやすく整理したりしながら発表する内容をまとめます。
2. 「労働者」「工場の経営者」「農家」という立場ごとに班で発表を行います。
3. 教員は発表全体を振り返り、EUのメリットをまとめます。さらに次時へのつなぎとして「メリットがたくさんあるEUなのに、なぜイギリスのように離脱する国があるのだろうか」という問いを投げかけます。生徒は「マイボード」で自分なりの仮説をカードに入力し「みんなのボード」に提出してお互いのカードを見て比べ合います。
取り組みの結果
協働学習の積み重ねでより深い対話が生まれる
生徒同士の対話、共同編集を繰り返すことで、当初と比べて話し合いの仕方やカードのまとめ方にも様々な変化が起きています。「いいな」と思ったまとめ方はどんどん参照し取り入れていくなど、生徒の成長を大いに感じています。