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オクリンクプラス

「予想→検証→考察・まとめ」のプロセスを協働学習で体験する

小学6年理科「大地のつくりと変化」

長野県長野市立吉田小学校 佐藤幹子先生

佐藤先生から一言:
共同編集やリアクションボタンを活用した相互評価などの活動を通して、他者の意見を共有しながら学び合うことができました。

活用場面・活用背景
班ごとにボードを作成して、共同編集やリアクションボタンで相互評価しながら学び合う

理科の見方・考え方を深めていくために、自分の考えと学級全体の考えを比較し、協働しながら地層の概念の再構築を図れるようにしたいと考えました。オクリンクプラスの共同編集やリアクションボタンを活用し、班ごとにカードを作成していきました。

How to
手書き、文字入力、図形の挿入など、手軽かつ直感的にできる

学校の下の地面がどうなっているのかを予想する
はじめに、「学校の下の地面がどうなっているのか」という予想を選択肢で投票してもらい、オクリンクプラスの集計機能を使って学級全体の予想傾向を共有しました。その結果から、子どもたちの多くが「しま模様になっていて、かたい地層でできている」と予想していることがわかりました。子どもたちは、これまでの学習を通して、地層がどのような場所でもしま模様になっていると認識しているということが確認できました。



班ごとのボードで、観察した内容をカードに共同編集する
自分の予想と学級全体の予想を踏まえたうえで、実際に学校の下の地面がどうなっているのかを調べていきます。班ごとにボーリング資料で地下15mまでの様子を観察していきました。
オクリンクプラスで班ごとのボードを作成し、各班で話し合いながら観察してわかったことを班のカードにまとめます。ペイント機能を用いて、記録する部分を分担する等、協力しながらカードを作成していきました。作成する過程で自然とお互いの考えを伝え合い、参照し合う活動につなげることができました。



カードを学級全体でつなげて、学校の地下の特徴をまとめる
班ごとの観察・記録でカードが完成したら、カードを学級全体でつなげて共有しました。
同じ資料を観察しても班ごとにまとめ方は異なるので、それぞれの共通点や相違点を確認しながら全体の特徴をつかみ、予想と比べながら、学校の下の地面が地下15mまでどのような特徴の地層であるかをまとめることができました。



学習を始める前は、学校の下の地面は「しま模様になっていて、かたい地層でできている」と予想している人が多かったのが、最後は「しま模様になっているが、かたい地層にはなっていなかった」という結果にまとまりました。この結果も投票の集計機能で共有し、学級の予想と結果を比較して確認することもできました。



取り組みの結果
共同編集やリアクションボタンを活用することで、主体的に学び合うことができた

班ごとに共同編集でカードを作成する過程で、子どもたちは自分の意見を伝え、友達の意見を聞き、主体的に学び合うことができました。また、直接話せない相手にもリアクションボタンで反応することができるので、リアクションする側もされる側も学習に意欲的に参加することができました。 今後もっと共同編集をする活動を増やしていき、カード作成をしながら主体的に学べるような授業展開や、自由進度学習への活用を模索していきたいと考えています。



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