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「心情メーター」で多面的な意見を引き出す

安楽死の是非を議論

東京都調布市立第八中学校 嶋川慶哉先生

嶋川先生から一言:
正解が明確にない問いについて、多角的な意見交換に「心情メーター」は有効だと感じています。

活用場面・活用背景
認める・認めないそれぞれの立場を意識する

安楽死については、認める・認めないとどちらかに振り切って考えることが難しい問いであり、また、認める立場・認めない立場それぞれの理由を一度考えてみてほしいと思い考えた実践です。

How to
心情メーターとキーワード集計で全員の意見を可視化

1.安楽死の是非について認めるか認めないかの意見を表明する「心情メーター」カードを子どものマイボードに配付する。
認めるか認めないかを「心情メーター」で表現。その理由も記載する。

2.まとめたカードは「みんなのボード」に送る。


3.「みんなのボード」に送られた他の生徒のカードも見て、いいねやコメントをつけるなどリアクションを行う。


4.また<キーワード集計>を行い、理由を可視化。どのような理由が多いか整理しつつ、多くの生徒が見落としている考えの中に、押さえてほしい重要な言葉があればピックアップし解説を行う。


取り組みの結果
心情メーターとキーワード集計で全員の意見を可視化

それぞれの「心情メーター」の形が一人ひとり異なり、一人ひとり考えが違うことを見える化できたと思います。キーワード集計での理由の見える化も自分とは違う観点への気づきにつながりました。
本実践は、ひととおり、それぞれ(賛成、反対)の立場で話をし、意見交流したあと、まとめとして行いました。また、導入でも一度行い、他者のまとめを見て意見交流し、考えを深めたあとにもう一度「心情メーター」を一人ひとりつくり直す取り組みを加えてもよいかもしれません。



  • 中学3年
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