考えを言語化するプロセスを通して「伝える」の学びを深める
俳句の鑑賞と創作
山梨県富士吉田市立明見中学校 佐藤先生
佐藤先生から一言：
俳句を書くのも共有するのも画面上で完結するので、大幅な時間短縮になりました。また、スタンプによって評価が可視化されることは子どもたちにとって「よい俳句」を認識することに繋がり、最後のグループ学習での話のきっかけにもなっているようでした。
活用場面・活用背景
鑑賞を通して伝え方を学ぶ
生徒が自分の考えや想いを自分の言葉で語れるようになるために、俳句の鑑賞を通して「伝える」を学べる機会にしたいと考えました。
How to
無記名で創作した俳句を共有
Step0（前の授業）
教科書やワークから好きな句を選び、カードに俳句の鑑賞文（その句を選んだ理由や想像される情景など）を書く。
Step1
生徒は鑑賞文を書いたカードをみんなのボードに提出し、お互いの鑑賞文を見て、新しい視点や気づきを得る。
Step2
生徒はおのおの俳句を自由に創作しカードに書く。さらに、工夫したポイントや説明文を横に書き添える。
Step3
生徒は、自分が作成したカードを無記名でみんなのボードに提出。共有されたカードをお互いに鑑賞し合い、コメント機能を使って感想を残したり、よいと思ったものにスタンプを押して評価したりする。
Step4
生徒は班に分かれて、選んだ句とその理由、自分ならこうするといったアイデアを交流させる。
取り組みの結果
当初の目標であった「伝える」の学びを実現できた。
俳句の共有をあえて無記名で行ったことで、相互評価をスムーズに行うことができました。また、自分自身やクラスメイトが書いた俳句の良さや工夫点を言語化するというプロセスを経て、当初の目標であった「伝える」の学びを実現できたと思います。
