違いを見つけて、カードで発表
武士と貴族の生活を見比べる
北海道札幌市立共栄小学校 ミライシードDXエデュケーター 田代智昭先生
田代先生から一言:
オクリンクプラスを通じて、他者の意見から考えを深める授業ができました。今後も活用を深め、個人で考えをまとめ、グループで交流する、他者の意見を取り入れた協働的な学びを実現していきたいです。
活用場面・活用背景
イラストを比較して、違いを考える
小学6年生の社会「武士の政治が始まる」の単元で、武士がどのような生活をしているのか、武士の館と貴族の館の想像図を比較して考える活動を行いました。
How to
自分と他の児童のカードを見比べて、発表・コメントする
教科書に掲載されている「武士の館」と「貴族の館」の想像図を、一つのカードに貼り付けて、児童に送ります。児童は送られたカードに武士と貴族の生活の違いを自由に書き込み、「広場」に提出します。
児童は他の児童のカードを見て、考えが同じ・似ているカードの近くに、自分のカードを移動します。移動が終わったら、「家を見比べている」など、集まったカードの視点を教員が整理します。
最後に、各児童がカードを見合い、友達のカードにコメントしたり、拍手マークをつけたり相互評価します。
取り組みの結果
自分にはない考えや視野を広げられた
コメントの記入や発表など、児童同士が交流することで、カードのまとめ方や表現を含めて、自分では気がつかなかった考え方を学んでもらうことができました。特にポイントになったのは、比較の視点ごとの集まりをつくって整理した点です。児童の意見を把握しやすくなるようにしたことで、コメントの記入や発表が大いに盛り上がりました。