観点ごとにスタンプでフィードバック
書く活動 作文
練馬区立開進第一小学校 安里陸郎先生
安里先生から一言:
スタンプは1つのカードに3つまで押せるので、1文の中でもポイントごとにフィードバックすることができ効率的です。
活用場面・活用背景
作文のルールを理解する
正しい文を作るための基本知識(文を構成する要素やその特徴、文と文の関係性や文章の展開のルールなど)をしっかりと理解してもらうための活動です。
How to
作文をフィードバックをもとに修正し、練り上げる
「じゅんじょをあらわす言ばに気をつけて書く」など、学習のめあてを明確にします。そのうえで、作文における重要なポイント(①「1マスあけて書く」②「じゅんじょをあらわす言ばをつかう」③「、や。を正しくつかう」など)を3つまでに絞り、カードに記載しておきます。
児童は作文します。カードに書かれている視点ができているかを自分で見直したうえで、提出BOXに提出します。
教員は提出された文章をチェックします。達成されたポイントに対して、【OK】のスタンプを押して、提出BOX上で各児童に返却します。 返却されると、児童の画面上に通知が出るため、「返したよ」という声かけは不要です。
全員に返却後、先生は提出BOXの設定を「提出物の公開:オン」「提出者情報の公開:全員に公開」に変更します。 児童たちは「提出BOX」でそれぞれのカードを見合いながら、ペアやグループでOKがついていないポイントについて改善のための話し合いをします。3つのスタンプをすべて集めるという目的感が自然と高まります。
話し合いをもとに、各自文章を修正し、再度提出BOXに送ります。
取り組みの結果
友だちと力を合わせて作文のルールについて理解を深められた
フィードバックをスタンプで行うことで添削指導の効率がUPする分、教員が児童に直接助言していた時間を児童同士の話し合いに充てることができ、対話的で深い学びにつながったと感じています。友だちと一緒に客観的に文章を見合うことで、作文のルールについてもより深く理解できた様子でした。