チーフICTサポータコラム

職場体験単元のICTサポート術

ICT支援員の皆様

先週からICT支援員向けの発信を再開して、皆様からの反響をいただいております。
楽しみに待っていただける皆さんのために参考になる情報を定期的に配信していきます。

今回は、中学校の「総合的な学習の時間」で展開される「職場体験×金融・消費者教育」の単元を、題材に先生方へどのようなICT活用を提案できるか、現場で役立つサポートのヒントをお伝えします。

「総合的な学習の時間」を深める!職場体験単元のICTサポート術

中学校の総合的な学習の時間における「職場体験」は、生徒にとって社会との接点を持つ貴重な機会です。しかし、この単元は「労働」「お金」「社会貢献」といった抽象的な概念を扱うため、生徒の理解度や関心に差が出やすい側面もあります。
だからこそ、ICT支援員として「オクリンクプラス」の機能を活用した「思考の可視化」と「学習の効率化」として提案することで、先生の授業のサポートに役立つかと思います。

ご覧いただける指導案としては8時間の対策ではありますが、1時間単位から活用できます。

まずは簡単に8時間分のワークシートについてお伝えします。
【前半:事前学習(1〜3時間目)】
•1時間目:お金と労働の基礎
「なぜ働くのか?」を問い、お金を稼ぐことの現実(最低賃金や生活費)と、労働の意義について考えます。
•2時間目:社会の仕組み
「民間企業」と「公共サービス」の違いを理解し、社会の中でお金がどう循環しているかを学びます。
•3時間目:職場体験の課題設定
体験先で何を学びたいかを決めます。金融・消費者教育の視点を取り入れ、自分なりの目標を設定します。
【中盤:体験活動(4〜6時間目)】
•4〜6時間目:職場体験(実習)
実際に現場へ行き、課題解決に向けて主体的に取り組みます。
【後半:事後学習(7〜8時間目)】
•7時間目:振り返りと共有
体験を通して感じたことや、働くことの意味を整理します。グループで共有し、自分とは異なる視点や共通点に気づきます。
•8時間目:改善提案(アントレプレナーシップ)
体験先で感じた「こうだったらいいのに」という課題に対し、一員として解決策を提案します。利益と社会貢献の両立を考え、起業家精神(アントレプレナーシップ)を養います。

今回はどのタイミングでも実施が可能か、1時間目の、ワークシートを活用して「働くこと」を自分ごと化する!など、テーマに合わせて学習できるものピックアップします。

共有コードでカードを取り込んでの活用術

職場体験の導入となる1時間目は、生徒が「労働」と「お金」の関係をリアルに捉えるための非常に重要な時間です。先生が「生徒の思考を深める」ことに集中できるよう、ワークシートを作成して、手軽に「授業の仕掛け作り」が出来るようになっています。

共有コードpb01KRASG9K6R46TQY85MZ93Y0RK


1. 「なぜ働く?」の問いを、クラスの熱量に変える
導入の「なぜ働くのだろう?」という問いかけ。ここでオクリンクプラスの「キーワード集計」を提案しましょう。

•活用アイデア: 生徒がカードに書いた回答をリアルタイムで集計し、画面に投影します。「お金」という現実的な意見から「夢」「社会貢献」といった視点まで、クラス全体の考えがグラフとして可視化されます。


•支援のポイント: ただ集計するだけでなく、「お金」というキーワードがどれくらい多いかを先生と一緒に確認し、「なぜお金が必要なのか?」という次の問いへスムーズに橋渡しできるよう、画面表示の準備をサポートしましょう。


2. 「16万円の重み」を可視化する計算サポート
「16万円を稼ぐには約138時間かかる」という計算は、生徒にとって衝撃的な事実です。ここを単なる計算練習で終わらせない工夫が必要です。
•活用アイデア: 計算結果をただ出すだけでなく、「生活費シミュレーション」のテンプレートカードを配布しましょう。家賃、食費、スマホ代などの項目を並べ、自分の生活にはいくら必要かを考えさせることで、「お金を稼ぐ=自分の生活を支えること」という実感が湧きます。

•支援のポイント: 計算に時間がかかりすぎて議論が止まらないよう、あらかじめ計算式や項目が入力しやすいカードを準備しておくと、先生も「お金の価値」についての対話に時間を割くことができます。



3. 「業種」と「職種」の整理をゲーム感覚で
職業を分類する作業は、ともすれば単調になりがちです。ここを「みんなのボード」でアクティブな活動に変えましょう。
•活用アイデア: ボードの背景に、あらかじめ「業種(1次・2次・3次)」や「職種(企画・営業・製造など)」の枠線テンプレートを配付しておきます。生徒はカードをドラッグ&ドロップで分類するだけなので、操作のストレスがありません。
•支援のポイント: 「同じ会社でも職種は違う」という気づきを促すため、イラスト入りのテンプレートを用意するなど、視覚的に分かりやすいボードを準備しておきましょう。



職業体験のタイミングはベストではありますが、それに問わず、お仕事やお金のという観点でまずは考えてみる時間をぜひ先生に相談してみてください。

ICT支援員としての私たちの役割は、先生が「生徒一人ひとりの考え」と向き合う時間を最大化することです。1時間目の「つかみ」が成功すれば、その後の職場体験の質も劇的に変わります。ぜひ、先生の授業を支える「頼れるパートナー」として提案してみてください!

まずはぜひテンプレートを学校のミライシードに取り込んでみてください。
そしてイメージしながらこちらのコラムと支援している学校の実態にあうように想像して読んでいただけると幸いです。

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