11月度支援員セミナー「企業・団体コラボコンテンツ」の教材紹介振り返りレポート
今年度は隔月で定期的に開催している「ICT支援員限定セミナー」。
11月度は11月20日(木)に「企業・団体コラボコンテンツ」の教材紹介を中心に行いました。教材に込められた想いを企業・団体のご担当者から直接うかがうとともに、実際の使い方も体験できる有益な機会となりました。お話の内容に加えて、参加いただいた皆様のアンケートから特に印象に残ったポイントを振り返ります。

◆「企業・団体コラボコンテンツ」LINEみらい財団 富士通 の教材についてご紹介!
▼アーカイブ動画はこちら!
■企業・団体コラボコンテンツとは
企業・団体コラボコンテンツは、授業で学ぶ内容と社会の課題や仕事とをつなぎ、子どもたちが物事を「自分ごと」として考え、探究できるようにすることをめざして開発されました。

この取り組みの背景には、2023年の調査で50%以上の子どもたちが勉強意欲がわからないと回答している現状があります。子どもたちの主体的な学びへの変革のためには、実感・実体験・当事者意識の醸成が大切。本物の社会と学びをつなげ、これからの時代を生きる力としていくために開発されたコンテンツです。

本コンテンツは、企業のノウハウやデータ、指導案をセットで提供することで、先生方が手続きや印刷なしにそのまま授業で活用でき、授業準備の負担軽減にも貢献できます。

現在、コラボレーションは8社にまで広がり、今後も増加する予定です。
▶紹介動画はコチラ!
■LINEみらい財団 活用型情報モラル教材「GIGAワークブック」
【西尾様からのお話】
「情報モラルと情報活用」をテーマとしたワークブックです。従来の情報モラル教育は、SNSやインターネットの安全面、特にコミュニケーション領域のルール指導に偏りがちでしたが、本教材は単にルールを教えるのではなく、トラブルが起こる「原因」にアプローチすることを重視しました。
インターネットや生成AIの活用は欠かせない時代になってきました。これから未来をつくっていく子どもたちのために、情報活用を通じて社会にはたらきかける力や、デジタルを上手に活用し社会を安全に生きていく力(デジタル・シティズンシップ)の育成を目的として開発しました。
▼活用型情報モラル教材「GIGAワークブック」紹介動画
https://youtu.be/e78xvNDlsnc
▼「GIGAワークブック」開発の経緯
https://line-mirai.org/ja/events/detail/67

【先生方への提案ポイント】
教材開発に際しては、ICT支援員の方にも参画してもらい、実際の授業をよく知っているからこその視点と知見を反映して、実践的で効果的なオクリンクプラスのカードの内容や形式に落とし込むことができました。
○教材は学齢に合わせて4レベル(低・中・高学年、中学生)の構成です。
○すべてのコンテンツを使う必要はなく、日常の課題に応じて、ミニマムで10分から15分程度でも学べます。授業時間を取りにくい先生でも柔軟に活用しやすい設計です。
○教材にはっきりとした正解があるわけではありません。子どもたちがグループワークを通じて、自分の発言や他者との違い(当たり前の違い)を認識し、自ら答えを導き出すことをめざします。先生にはファシリテーターとして関わります。
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■参加された皆さまの感想
・自分ごととして子どもたちに考えてもらい、グループワークで意見をまとめて発表 させるという流れが、オクリンクプラスを使った授業にぴったりだと感じた。
・先生に紹介するときに、「想像力と判断力のトレーニング」ができる教材だとお伝えしようと思う。授業での活用イメージがこれまでよりもはっきりとしてきた。
・実際に操作しながらカードを確認できたので授業のイメージがもてた。
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■ 富士通:「テクノロジーで地域の困りごとを解決しよう」
【森岡様のお話】
主に小学5・6年生の総合的な学習の時間を対象とした「テクノロジーで地域の困りごとを解決しよう」というテーマの学習プログラムです。富士通は、イノベーションによって社会に信頼をもたらし、世界をより持続可能にするという企業理念(パーパス)を掲げており、そのための重要な取り組みのひとつとして、ICTを活用できる人材育成が不可欠だと考えています。
本プログラムは、課題発見・解決力の育成、キャリア観の醸成、地域社会活性化への貢献といった多面的な効果が期待されています。

【先生方への提案ポイント】
○授業は実践的でわかりやすい2時間構成。1時間目はテクノロジーが身近で活躍している事例を参加型クイズで学び(インプット)、2時間目は地域課題の解決アイデアをグループで考える(アウトプット)という流れです。
○テクノロジーの重要な3つの機能「見える化」「自動化」「つながる化」を、富士通独自の「テックカード」を使って視覚的・直感的に学べます。専門的な概念が可視化されているため、子どもたちはテクノロジーを身近に感じることができます。
○オクリンクプラスの共同編集機能を活用することで、グループ内でアイデアや思考を可視化し、共有しながら課題解決策を練ることができます。先生方もスムーズに支援できます。
〇富士通様の授業は、小5・社会の「水産業のさかんな地域」にも転用できるように社会科用の指導案も提供しています。
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■参加された皆さまの感想
・総合の教科で紹介されたが、小学校の社会や中学校の技術にも関係していると思うので、教科の授業でも使えるとよいと思った。
・テクノロジーで身の周りの困りごとを解決するという「お題」が非常によいと思った。机上ではなく実社会においての課題を子どもたちに考えさせることができるので、その点を先生方に提案しようと思う。
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◆オクリンクプラス最新アップデート情報(10月・11月リリース)
先生方の授業準備と操作を効率化するためのアップデートが多数実施されました。

◆「ミライシードAWARD 2025」エントリー受付中です!
ミライシードを活用した授業や取り組みを広く共有し、先生方の実践や挑戦を表彰する場です。応募するだけでも授業を整理・振り返る機会になりますし、受賞すれば実践が広く知られ、他の先生方にもよい手法が広がっていくきっかけとなります。日々訪問されている学校で、素敵な取り組みをされている先生方に「AWARDにエントリーしてみませんか」とぜひお声がけください。
▶ 応募期間:1月6日(火)まで
▶ 部門:「教育DX部門」学年や学校全体に影響を与える取り組み
「授業部門」 授業での新しい試みや創意工夫
▶ エントリー相談会: 12月22日(月)19:00~
※審査基準やエントリー資料の記載方法を説明します。
※小人数グループでの個別相談も可能です。
▶お申し込みはこちらから
今回も盛りだくさんの内容でした。ご参加いただいたICT支援員の皆さま、ありがとうございました!
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次回は2026年1月に行います。
詳しくはミライシードファンサイトとLINEでお知らせします。
ベネッセでは今後も、ICT支援員の方々に向けたセミナーや企画を実施してまいります。今回参加できなかったという方も、今後のご参加をお待ちしております!
