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レポート

「第15回 EDIX(教育総合展)東京」ミライシードセミナーレポート

5月8日~10日に東京ビッグサイトで教育分野の展示会イベント「EDIX東京」が開催されました。

ベネッセコーポレーションもベネッセグループとして、「ミライシード」「Classi」「tetoru」などブース出展を行い、大変多くの教育関係者の方にお立ち寄りいただきました。
ブースでは各種セミナーも実施されましたので、当日のミライシードのセミナーの様子をレポートいたします。

■5月8日(水)
ベネッセ ICTチーフサポータ 平山からの発信

弊社ICTチーフサポータである平山(写真右側)から、ベネッセICTサポートの内容を説明しました。
授業準備や校務支援から、機器の動作点検や設定、より
効率的にお使いいただくための講習会などを主に行っていますが、特に力を入れているのが授業づくりに関するご支援です。
先生方と同じように「子どもたちに授業や活動を通じて成長してほしい」という思いを持ち、単元のねらいにあわせた使い方のご提案、実践のフォローを行っています。


約900名を超えるベネッセのICTサポータ。その知恵や情報を生かし、いつでもどこでもご支援できるよう「オンラインサポート」サービスを立上げました。空いた時間に予約を入れ、ミライシードはもちろん機器の使い方まで幅広く相談いただくことができるため、学校現場からは大変好評をいただいているとの発信がありました。


■5月9日(木)
子ども主体の授業デザインを考える 
二川佳祐先生 髙橋菜見子先生 西村知夏先生 水谷智明先生 ご発信

子どもが主役となる授業とは、をテーマに先生方に実践を発信いただきました。

まず初めに二川先生からICT活用の過渡期である今、教師の授業観を変換させることが不可欠だとのお話をいただきました。現在はデジタルの特性を生かし学習効果を増大させる段階から授業デザインを変容させる段階への移行期であり、教師主導から学習者主体へ、子どもにどんどん任せることが重要であるというご発信でした。


次に髙橋先生からは、加賀市全体で実施されている「子どもを主役にした授業」を目指して始めた自由進度学習についての実践の詳細をお話いただきました。子どもたちの学習状況は様々。個々にあった学習をさせてあげたいという思いを持ちスタートした自由進度学習。子どもたちに思い切って任せることで想像以上の変化があったそうです。自ら考え目標を持つことで主体性は高まり、子どもたち自身が学び方を工夫できるように。学習者主体の学びとして、さらに実践を深めていきたいとのお話でした。

 八幡市立中央小の水谷先生からは体育のマット運動の実践を共有いただきました。
後転名人になるための工程で「できる・できない」を子どもたちがジャッジし、どんな練習をすればよいかを動画で確認します。
動画の特性を生かし、何度も見返したり再生を止めたりすることでより自分にあった練習ができるようになる実践です。

 


同じ中央小の西村先生からは国語や算数の自由進度学習についてご発信いただきました。
子ども自身が考える必然性をつくることや学びたいと思える設計、そして学力がきちんと担保されるのかを検証しながら進めていくことが学習者主体の授業デザインのポイントであることをお話いただきました。


八幡市立中央小の水谷先生は加賀市の髙橋先生の授業を見学されたことで、自由進度学習のヒントがたくさん得られたとのこと。ほかにもミライシード全国コミュニティの先生同士の結びつきなど、先生同士が学校を越えてつながることの重要性についても話が及びました。

今後ともミライシードにご期待ください。


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